もう悩まない!ブラウザ互換

2008年7月25日(金)
米倉 明男

「ID for WebLiFE*」との連携

 BiND for WebLiFE*には、同じ操作性を持ったFlashコンテンツを作成する姉妹ソフトウエアの「ID for WebLiFE*(http://www.digitalstage.jp/id/index.php)」があります。

 ID for WebLiFE*は、滑らかで複雑なムービーや、インタラクティブ性といった、Flashコンテンツの中でも特にActionSciriptの知識を要する機能が簡単に導入できるソフトウエアです。Flashコンテンツでよく使われる、インタラクティブなナビゲーションや、効果的なトランジション類を組み込んだスライドショー、また印象的なモーションタイポグラフィを作ることができます。

 ID for WebLiFE*として、単体でフルFlashを作ることも可能ですが、ID for WebLiFE*で作ったFlashコンテンツを、BiND for WebLiFE*に組み込むこともできます。2つの姉妹ソフトウエアは、もともと同じ操作性を持っていますので、BiND for WebLiFE*へ組み込む際は、HTMLコーディングやAjaxの導入と同じような流れで、ページ内に効果的なFlashコンテンツを設置することができます。サンプルページ(http://www.digitalstage.jp/bind/gallery/bindidgallery.html)をご覧ください。

新バージョン「BiND for WebLiFE* 2」がリリース予定

 最新のニュースとして、BiND for WebLiFE*の新バージョン「BiND for WebLiFE* 2(http://www.digitalstage.jp/bind/yokoku/)」が9月19日にリリースされることが発表となりました。新しいバージョンでは、効率化を図る「おまかせ機能」が強化されテンプレートのバリエーションが増えています。またBiNDのブロック編集を拡張する機能「ブロックテンプレート」が追加されました。この機能で、カスタマイズの幅が広がっています。

 さらにウェブ専用画像作成ソフト「SiGN for WebLiFE* mini(http://www.digitalstage.jp/bind/yokoku/)」(サイン・フォー・ウェブライフ・ミニ)が新たにバンドルされます。SiGNをうまく連携させることで、見た目のデザインを左右するパーツ素材でもハイクオリティのデザイン作成をすることができるでしょう。また今回のバージョンアップにあわせて、同時にID for WebLiFEも「ID for WebLiFE* Plus(http://www.digitalstage.jp/id/yokoku/)」としてBiNDと連動できるプラグインが追加され、新発売されます。

 今回紹介したBiND for WebLiFE*は、Web制作ソフトウエアとしては、大変高機能なうえ、クオリティーの高いサイト制作を実現することができますが、その一方で、ピクセル単位でのサイズ変更といった細かい作業はできません。

 このようなことから、HTMLとCSSのノウハウをしっかりと持ち、時間をかけて細かいピクセル単位の作業を要するか、それとも決められたサイズ内で難しい知識を持たず、かつ時間をかけずにハイクオリティのデザインと完全Web準拠のHTMLを実現するのか、この辺りが、BiND for WebLiFE*のニーズが分かれる所になるでしょう。

 興味を持たれた方は、体験版がダウンロード(http://www.digitalstage.jp/dl/index.html)できますので、まずは試されてみてはいかがでしょうか。

Webデザイナー。印刷会社、Web制作会社などのデザイナー/ディレクターを経て、2007年からフリーランスとして活動。デジタルハリウッド講師。http://www.morethanwords.jp

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