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ブラックフライデー売上に145億ドルもの影響、「ビーコンプラットフォーム」とは

2016年12月12日(月)
ReadWrite Japan

世界最大のビーコンプラットフォームの1つである inMarketは、ブラックフライデーの消費者支出に145億ドルの影響を与えたことをデータが示していると述べている。同プラットフォームは、ビーコンが前年同期比で370%増加したことを認め、2016年に消費者と小売業者のビーコンエンゲージメントが増加したことを示している。

ビーコンは、その近辺エリアの潜在的な顧客にクーポンや空き状況、その他さまざまな情報を通知を送ることができる。inMarketは、その通知を小売業者が顧客に送るためのプラットフォームを提供しており、米国においては、5,000万人もの利用者がいる。

「6年以上の歴史を通じて、エコーチェンバーのなかでさまざまな傾向が見られた。私たちにとっての光を導くことは、新技術によって可能になった消費者の価値を高めることだった。我々は、技術やハードウェアではなく、ユーザに焦点を当てている」と、InMarketのCEO Todd Dipaolaは述べている。

大幅な成長が期待される2017年

inMarketは、Heineken、Clorox、Energizer、そしてRite Aidなどのトップブランドを加えて、2016年に223%の成長を経験した。inMarketクライアントであるJohnsonville Sausageによれば、ビーコンプラットフォームは売上高が24%増加したという。

「世界は、モバイルよりも破壊的で信頼性の高い技術やビーコンから作られた精度の高いデータやパーソナライズされた体験を経験したことがない。我々の何百ものパートナーがこれに同意するだろう」と、Dipaola氏は付け加えた。

買い物客の84%が店舗でモバイル機器を使用しており、inMarketの調べによれば、55%が購入決定を支援するためにモバイルを使用している。これは過去数年間で大きく増加し、ビーコンエンゲージメントをより強力にしている。

ビーコンはまだ店舗内に普及しておらず、多くのスマートフォンユーザは一度も通知を受けていないが、エンゲージメントの増加はその採用を促すことだろう。

DAVID CURRY
[原文4]

※本ニュース記事はReadWrite Japanから提供を受けて配信しています。
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