目の中にレンズでAR 臨床試験も開始

今週は、スマートフォン用ブラウザでのVR/AR体験に関するトピックが目立ちました。ウェブブラウザ上でのVRデバイスの認識には、WebVRという名前のJavaScriptのAPIがよく用いられています。Google ChromeとFirefoxが正式に対応しているほか、Microsoft Edgeでも試験的にサポートされています。

ウェブブラウザでのVRへの対応は、多くのデバイスに対応できるほか、「利用に専用のソフトウェアを必要としない」「コンテンツの配布が容易」など多くのメリットがあります。今後この分野がどのように発展していくのか楽しみな一週間でした。

アップルがAR機能対応スマートグラスを開発中？

フィナンシャル・タイムズは、アップルが現在AR機能に対応したスマートグラスを開発していると報じました。現時点では、コンセプトを模索中とのこと。

このスマートグラスの詳細は不明ですが、アップルは、カメラ、センサー、スクリーンを搭載した一体型のデバイスを開発しているとの情報があります。その一方、スクリーンを搭載せずにiPhoneと連動して使用する程度の限定的なデバイスになる可能性もあります。

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アップル、AR機能搭載のスマートグラスを開発中か
http://www.moguravr.com/apple-ar-glasses/

現実空間を3DスキャンしてVR化 ブラウザでの手軽な閲覧も可能に

3D空間スキャンカメラを販売し、VRコンテンツ化などのサービスを提供するMatterport社は、「CoreVR」というプラットフォームで、3Dスキャンされたコンテンツを配信しています。

今回、Android端末を通してブラウザで同社のVRコンテンツを閲覧できるようになりました。互換性があるAndroid端末を持つユーザーは、専用のアプリを使わずにスマートフォンのブラウザで3Dスキャンされた部屋などをVRで体験できます。

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現実空間を3DスキャンしてVR化 ブラウザでの手軽な閲覧も可能に
http://www.moguravr.com/matterport-corevr/

目の中にレンズでAR 臨床試験も開始

Techcrunchによると、アメリカのOmega Ophthalmics社は、ARなどの機能を目に埋め込んだデバイスで実現するためのプラットフォームを発表しました。すでにアメリカ国外で小規模な臨床試験を行っているとのこと。利用者としては、高齢者の支援や兵士を想定しています。

目にレンズを挿入するアイデア自体は、目の視力障害を治す方法として一般的に用いられており、アメリカでは毎年約360万人の患者が施術を受けています。

Omega Opthalmicsの共同設立者かつ眼科の認定専門医であるGary Wortz氏は、埋め込むレンズに、VR/AR機能やさまざまなセンサーを追加できるプラットフォームを提供することを考えつきました。

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目の中にレンズを埋め込みAR 臨床試験も開始
http://www.moguravr.com/continuous-ar/

テンセントのスマホ用ブラウザにAR機能が追加

テンセントは、同社のスマートフォン用ブラウザ「QQブラウザ」に、物体を識別できるAR機能を追加しました。

この機能では、QQブラウザを起動後、「識你所見（あなたが見るものを知る）」ページに入り、ワインや書籍、自動車、花やほかの植物など、身近なものをスマホのカメラで直接スキャンすることで、これらの製品の具体的な名前や、商品カテゴリー、販売価格を含む詳細な情報を手に入れることができます。

このAR機能の認識率は80％以上とのことです。

本ニュースの詳細はこちら：
テンセント、スマホブラウザにAR機能追加 物体の認識率80%以上
http://www.moguravr.com/tencent-qqbrowser-ar/

本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。