NECが防災用のVR消火体験シミュレータを発売

2017年8月7日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

今週は、NECが防災用にVR消火体験シミュレータを発売するニュースがありました。VR技術はシミュレーションと相性が良く、事例も増えています。防災用途に絞ってみても、KDDIがサービス提供をしている、紀勢本線(きのくに線)用の南海トラフ地震対処シミュレーションなどがJR西日本で導入されています。

防災にVRが活用され、災害対策に大きな力を発揮していく未来が垣間見える週でした。

高品質の3Dモデルを制作できるVRツール「Gravity Sketch」登場

工業デザインにも使用できるような3Dモデルを制作可能なデザインツール「Gravity Sketch」が、ゲーム配信プラットフォームのSteamで登場しました。本ツールはプロ向けに開発されたモデリングツールで、直感的な操作でさまざまな機能を使ってデザインやアートワークを制作することができます。現在はアーリーアクセス版を利用できます。

本ツールは個人向けと法人向けの2つのバージョンがリリースされており、法人向けバージョンはさらにプロ版とスタジオ版に分かれています。

法人利用の場合は定額での利用となります。

本ニュースの詳細はこちら:
工業デザインで使える3Dモデルを制作 VRツール『Gravity Sketch』
http://www.moguravr.com/gravity-sketch-vr-design-tool/

医療学習にも。ロボットアームを使ってVRで遠隔手術

ドイツのアーヘンで開催されたEricsson’s Innovationで、ロンドンのRoom Oneはモバイル通信技術とVR技術を組み合わせた遠隔手術のデモを行いました。遠隔手術では、遅延や精度、安定性が肝となるだけに、協業しているエリクソンの5G通信技術をアピールするための展示と考えられています。

本展示では、5Gロボットアームとグローブが組み合わされています。VRヘッドセットを着用している参加者に、模型でできた腎臓の映像と音声をリアルタイムでストリーミングして、検査を行うというもの。参加者には、手術を行っている外科医が手袋の中で受ける触覚を感じ取れるように、触覚フィードバックが実装されています。

本ニュースの詳細はこちら:
ロボットアームを使い、VRで遠隔手術 グローブで触覚も再現
http://www.moguravr.com/vr-room-one/

AR対応バーチャルライブ配信へ カバー、約3,000万円の資金調達を実施

カバーは、みずほキャピタル、TLMが運営するファンドおよび個人投資家を引き受け先とする総額約3,000万円の資金調達の実施を発表しました。

同社は今回の資金調達により、アニメやゲームを展開する企業がファン向けに3Dキャラクターを使ったインタラクティブな番組を生放送できる、AR対応バーチャルライブ配信サービスを近日中に提供予定とのことです。

本サービスは、配信者向けのアプリのα版提供を8月より開始し、同社が制作した番組のYouTubeやニコニコ生放送のチャンネル内での配信を行っていくとのこと。また、企業向けの番組配信にも随時対応予定です。

視聴者向けのアプリに関しては、9月より正式サービスを開始し、自由視点での視聴や配信者とのコミュニケーション、AR機能の利用ができる予定です。

本ニュースの詳細はこちら:
カバー、約3,000万円の資金調達を実施 AR対応バーチャルライブ配信を提供予定
http://www.moguravr.com/cover-ar-live/

NEC、防災用にVR消火体験シミュレータを発売

日本電気(NEC)、NECネッツエスアイ、MXモバイリングの3社はVR技術を活用し、リアルな映像で火災・煙を再現した「VR消火体験シミュレータ」を2017年9月に発売します。

阪神淡路大震災や東日本大震災などの大災害の経験と、今後発生が予想される南海トラフ地震首都直下地震などへの対応から、地域・学校・企業などで災害対策に向けた防災訓練の必要性が高まっていることが背景にあります。

本ニュースの詳細はこちら:
VRで消火体験をシミュレーション NECが防災用に発売
http://www.moguravr.com/nec-vr-simulator/

VRで弱視の回復を 実験結果が公開

Vivid Vison社は、VRを用いて視力を回復する実験を行い、眼科学系のWeb雑誌「BioMed Journal of Ophthalmology」に掲載されました。

これまでVRは眼の発育過程への影響が懸念されたほか、ディスプレイを至近距離で見ることへの視力悪化などの危惧がありました。

掲載された記事の内容によると、同社の開発した視力障害をVRで回復するソフトウェア「Vivid Vision」は、成人の弱視を回復するための新しい治療方法になりうるとのことです。

本ニュースの詳細はこちら:
VRが弱視の回復に役立つ 実験結果が公開
http://www.moguravr.com/vr-vivid-vision/

※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。

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