大日本印刷、VRの没入感を高めるフィルムを開発
今週は、10月8日に開催されるエピック・ゲームス・ジャパン主催のゲームエンジン「Unreal Engine 4(UE4)」の大型勉強会「Unreal Fest East'17」の全セッション情報が公開されました。
本イベントは神奈川・横浜の「パシフィコ横浜」で開催され、VR関連の講演も多く行われます。今年はVRアミューズメント施設「VR ZONE SINJUKU」や、VRゲーム「Rez Infinite」、「Airtone」などの講演も行われます。
UE4の活用法を学びたい開発者や学生など、多くの人にUnreal Engine4の魅力を知ってもらうために、本イベントは無料で開催されています。興味のある人は申し込んでみてはいかがでしょうか。
大日本印刷がVRの没入感を高められるフィルムを開発
大日本印刷(DNP)は、ピクセルスムージングフィルム「DNP ヘッドマウントディスプレイ用画素隠蔽フィルム」を発表しました。
このフィルムは、HMDにつきものである「ディスプレイに網目模様が見えてしまい、没入感が失われる問題(スクリーンドア効果)」を軽減し、画質を改善することにより、映像への没入感を高める効果があります。
DNPはVRHMDメーカーをはじめ、ゲーム機器メーカー、モバイルメーカーなどに年内から提供を開始、2021年度までに年間50億円以上の売り上げを目指すとのことです。
本ニュースの詳細はこちら:
大日本印刷、VRの没入感を高めるフィルムを開発 年間50億円以上の売上目指す
http://www.moguravr.com/dnp-vrhmd-film/
「動き回れる」360度動画がスマホVRでも実現へ
現在公開されている多くの360度動画では、視聴者ができる動作は「視点を動かす」程度に限られており、動画の中を動き回ることはできません。しかし、現実と同じように動画の中を動き回ることを可能にする技術の開発が進められています。
アメリカのHypeVRは、VRヘッドセットを装着して、自由に動き回って視聴できるVR用動画を撮影するための技術、「Volumetric VRテクノロジー」を開発しています。
同社はPC向けのVRヘッドセットを使用してVolumetric VRを利用した動画を見ることを可能にしており、今回はアップルのiOS向けのAR開発キットであるARKitに対応したシステムを開発しました。モバイルベースのARを利用して、Volumetric VR動画を再生できるようになるとのことです。
本ニュースの詳細はこちら:
“動き回れる”360度動画、スマホVRでも実現へ
http://www.moguravr.com/volumetric-vr/
空港業務にARスマートグラス 作業効率向上へ
シンガポールのチャンギ国際空港で地上業務を行うSATS社は、2018年中頃までにスタッフ600人にスマートグラス「M300スマートグラス」を導入する予定だと発表しました。
本スマートグラスの導入によって、ランプ作業の作業効率の向上を図るとのことです。当該のM300スマートグラスは、AR/VR技術のリーディングサプライヤーであるVuzix CorporationがSATS社に納品しました。
本ニュースの詳細はこちら:
空港業務にARスマートグラスを活用 作業効率の向上を図る
http://www.moguravr.com/sats-ar-smart-glass/
Viveの無線化キット「TPCast」の予約がヨーロッパとアメリカで開始
HTC Viveを無線化するキット「TPCast」が、ヨーロッパとアメリカでのプレオーダーの受付を開始しました。HTC Viveは使用する際にデバイスとPCをケーブルで接続する必要がありますが、本無線化キットにより、Viveをワイヤレスで使用することが可能になります。
「TPCast」は、ワイヤレス化で懸念されるデータのロスや遅延なども少なく、HTC Viveの高性能を維持したまま、デバイスを無線化可能であり、快適なVR体験ができるようになります。
本ニュースの詳細はこちら:
Vive無線化キット『TPCast』欧州と米国で予約開始
http://www.moguravr.com/htc-vive-tpcast/
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