「嫉妬」と「憧れ」を上手く使いこなそう
日々、なんかオモロイことないかなぁ……とネタ探しをすることがクセになっている職業病ですが、先ほど知り合いの方から
「なぁなぁ、『シャボン玉石けんハミガキ』って知ってる?
これで歯ぁ磨いたら、口からシャボン玉出るんかなぁ……今夜、試してみよ」
逆かい!
と、そっとページを閉じました宮川文吾です。こんにちは。事前にこの情報を知り合いに流すべきかどうか、悪魔な俺が脳内で囁いています。
人は「ないものねだり」をする生き物
もうすっかり夏らしい天気へと変わってきましたね。今年の夏も猛暑になるらしいですよ。毎年夏になると「あー、冬が恋しい」と思い、冬になると「あー、夏が恋しい」と思うのはなんでなんでしょうね。
基本的に、人は「ないものねだり」をする生き物なんだなぁとつくづく思います。彼女や彼氏がいない人は
「あー、私を好きって言ってくれる人いないかなぁ」
とか言っておいて、いざ「君が好きだよ」って言う人が現れても、
「あの人じゃない」
とか言い出すし、
「ちゃんと働いている人なら誰でもいいや」
とか言っておいて、いざちゃんと働いてる人が現れると
「仕事ばっかりで、全然かまってくれないじゃん!」
そういえば、娘が5才のときに保育園のお遊戯会で桃太郎の【おじいさん】役に立候補したんですね。私がお迎えに行ったときに、担任の先生が、なんだか申し訳なさそうに
「あの…○○ちゃんパパ、ちょっと良いですか?」
と近づいてきて、桃太郎のおじいさん役になったことを報告してくれました。お家へ帰ってお風呂に入りながら
「○○は今度、桃太郎やるんやって?」
「お、お父さん、情報早いな!」
「情報って……んで、○○はおじいさんをやるんやって?」
「うん! そうだよ!」
「えーっとさ、普通は主役の桃太郎とか、それかイヌとかキジとかその辺を選ばへん?
せめて女の子やったらおばあさんを選ぶと思うんやけど、なんでおじいさんなんやろか」
「あのね、保育園にある桃太郎の絵本はね、桃をぶった切るのがおじいさんなの」
「ん?」
「だからね、○○は包丁で桃をぶった切りたいからおじいさんになるの」
「……○○は桃を包丁でぶった切りたいから、おじいさんになりたかったんや」
「うん! だって、お父さん○○が包丁でお野菜をぶった切ろうとしたら怒ったやん」
「それは文字通り、野菜を切るんやなくて、ぶった切ろうとしたからや」
「見ててね。○○が桃をぶった切るところ! ずっとやりたかったの!」
ないものねだりっていうか、できないものねだりっていうか……。
ちなみに娘は、お遊戯会でアドリブのかけ声と共に見事に桃をぶった切り、現在はにこやかに包丁を扱わない部署でお仕事を頑張っております。あの時、ぶった切る願望を昇華させておいて良かった……、
ないものねだり=「嫉妬」「願望」
考え方次第で上手くいく
さて、この「ないものねだり」、言い換えると「嫉妬」だったり「憧れ」だったりすると思うのですが、その効果は全くの真逆になりますよね。
例えばなしで見てみると、嫉妬というのは、
A「誰々は、夫婦でハワイ旅行に行ってる! ズルい! なんで私は行けないの?」
となり、「憧れ」というのは、
B「誰々はお仕事頑張って夫婦でハワイ旅行に行ったんだって。
私もハワイに行けるようにお仕事頑張ろう!」
となります。起こった事象は同じで、自分の願望も一緒でも、気持ちの持って行き方でネガティブにもポジティブにもなります。これがアニメだと、大体Aは悪い人側で登場するし、Bは良い人側で登場しますよね。きっと客観的になれれば、どちらの考え方の方が、今後の自分にとっても良いと分かると思うのですが、嫉妬や妬みというのは突然やってくるもので。。。
不思議なもので、Aの考え方でいる人は脚本のお仕事なんて全然回ってこないのに、Bの考え方でいる人にはお仕事がちゃんと回ってくるんですね。私にも脚本の弟子……とまで立派なものではありませんが、生徒さんが何人かいますが、Aのような考え方にならないよう、スキルと一緒に伝えるよう心がけている今日この頃です。
ところでつい先日、仲の良い友人がハワイへ行っていることをFacebookで知りました。……いいなぁ……。
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