カルチャーショック! 衝撃を受けた日本と海外との違い「5選」

2024年6月12日(水)
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
シーズン5の第4回となる今回は、筆者が小学校から高校までを過ごしたベルギーでの生活で衝撃を受けた、日本と海外の違いを5つ紹介します。

はじめに

皆さんは海外へ行かれた際に、文化の違いで衝撃を受けたことはありますか? いわゆる「カルチャーショック」というものですね。このカルチャーショックは留学や移住といった長期の滞在はもちろん、旅行や出張のような短期の滞在でも感じることができます。

筆者は小学生から高校卒業までをベルギーで暮らしていたので、その時期に感じたカルチャーショックは多くあります。その中には学生だったため、まだ知らないことがたくさんあったからという理由もありますが、今回は大人となった今振り返っても、日本人であればカルチャーショックを受けるだろうと感じた日本と海外との違いを5つ紹介します。

また、今回の内容はベルギーで経験したもの、そして当時のものなので、他の国では無いものや、ベルギーでも今では行われていないというものが含まれている可能性もあります。そういった点は予めご了承ください。

カルチャーショック その1:トイレが有料

まず筆者が一番に衝撃を受けたのは、トイレです。日本では基本的にトイレは無料で使えるものだと考えていますよね。自由に使えるトイレがある公園も多いですし、商業施設にあるトイレもお金を払わずに使えることが多いです。

しかし、ベルギーや筆者が行った近隣の国々でも、トイレを利用するにはお金を払う必要がありました。流石に公園のトイレはそのようなことは少なかったですが、正直な話、そういった所のトイレは怖くて入れないという雰囲気がありました。

商業施設や空港、駅のような場所にあるトイレへ行った場合、必ずと言って良いほど入口にお金を回収する人がいました。ちなみに金額は大体決まっていたので、ぼったくりと感じるような金額を払わされることはありませんでした。ただし、漏れそうなときにお金がない! となると大変でしたね。

とは言え、最初は衝撃を受けたものの、トイレは誰かが清掃してくれるから使えるものでもあるため、そういう意味では納得のいくシステムだと思います。

カルチャーショック その2:朝シャワーを浴びる

筆者が受けた2つ目のカルチャーショックは、お風呂についてです。日本では夜にお風呂に入るのが当たり前でしたが、ヨーロッパだと当然のように朝シャワーを浴びる人が多くいてビックリしました。もしかしたらあまり気付かれていない方も多いかもしれませんが、欧米のテレビや映画を観る機会あれば、この点もぜひ意識してください。

海外のドラマや映画では、朝にシャワーを浴びるというシーンが多くあります。もちろん夜シャワーを浴びる人もいますし、運動をして汗をかいた等の場合には直ぐにシャワーを浴びます。よって、絶対に朝! ということではありませんが、朝シャワーを浴びるという人たちは日本に比べて断然多く存在します。

また、もう1つ驚く点としては、浴槽にお湯を溜めて入る人は圧倒的に少ないということです。時々ゆっくり入浴することもありますが、基本的にはシャワーで済ませることの方が断然多いと言えます。

筆者が住んでいたアパートには浴室とは別にシャワーブースがあり、浴槽のある浴室には洗い場がありませんでした。しかし、ヨーロッパではそのような作りが当たり前のところが多いです。

こういった点も日本とは異なり、カルチャーショックを受けました。

カルチャーショック その3:ポケットティッシュは買う物

ここ数年、日本では街中でポケットティッシュを配布することは以前より少なくなったように思いますが、昔はかなり多くありましたよね。日本でも箱に入ったティッシュは購入するというイメージですが、ポケットティッシュは買うものというイメージは薄いように思います。

そんな、日本では無料で配られているポケットティッシュも、海外では配られているところを見たことがありません。ポケットティッシュは購入するというのが当たり前で、お店には何だかとても紙が厚くて質の良いティッシュが並んでいます。値段もそこそこするので、筆者はそれを買うということもありませんでした。

また、これに関連したカルチャーショックがもう1つあります。それは鼻をかむときはハンカチを使うことが当然だったというものです。鼻をかんだ後に、何事もなかったかのようにポケットに戻す行動を目にしたときは、かなりの衝撃を受けました。

カルチャーショック その4:スーパーで未精算のものを食べる

ここからは、スーパー等のお店に関連するカルチャーショックをいくつか紹介します。まず筆者がお店にまつわる話で一番衝撃を受けたのは、スーパーで未精算のものを食べている人を何度も見たことでした。

これは先日、日本在住歴が10年近いイギリス人の友人に話した際に彼女も驚いていたので、ヨーロッパのどこの国でも、という訳ではないかもしれません。また「ときどき見た」という程度なので普通ではないのだと思いますが、「どっちみち買うのだからOK」という感覚でやる人もいたのだと思います。その後、当たり前のようにレジに行って清算をしていました。

お店に関連したカルチャーショックでは、マイバッグに関するものもありました。最近では日本でもビニール袋の有料化の影響で、マイバッグ持参は当たり前になりましたが、30年ちょっと前に私がベルギーに引っ越した頃は、ヨーロッパでは既にそれが浸透していました。会計後でも自分が持ってきた袋に入れるということが驚きでした。

そしてもう1つは、日曜日の営業に関してです。今はどうか分かりませんが、私がベルギーに住んでいた頃は、日曜日はほとんどのお店が閉まっていました。これは宗教上の安息日が関連しているようです。本来は土曜ですが、キリスト教の律法では厳密に決まっていないらしいです。日本ではオフィス街でもない限り、日曜日に多くのお店が閉まっているということはなかったので驚きました。

カルチャーショック その5:突然国が変わる

これは特にベルギーに住んでいたので頻繁に経験したものですが、日本で言えば東京から埼玉や千葉に行く感覚で国境を越えられたことです。しかも、国によってはパスポートが要らないだけでなく、車で移動していると国境を越えたことにも気付かないのです。

筆者がベルギーに住んでいた頃は、ベルギーを含む6カ国が創設したEEC(欧州経済共同体)がEC(欧州共同体)となった時期でした。現在ではEU(欧州連合)となっていますが、加盟国から他の加盟国へ行く際にも、一部の例外を除きパスポートの提示は不要でした(※ただし、空港等では入国の際にEUレーンとその他のレーンが分かれているので、その他のレーンの場合は、しっかりと確認されることが多くあります)。

日本から海外へ行くには当然ながらパスポートが必要だと思っていた私には、かなりの驚きでした。

おわりに

今回は、筆者が学生時代を過ごしたベルギーで受けたカルチャーショックを5つ紹介しました。今から30年以上前で、かつ、そもそも当時はまだ小学生だったので、知らないことも多く、大人になってからよりも受ける衝撃は大きかったと思います。

中には、現在であればカルチャーショックと感じないようなことも紹介しましたが、日本人であれば今でも驚くようなことも含まれていたのではないでしょうか。

こういった経験は年齢に関係なく、異なる価値観について学ぶ良い機会なので、ぜひ皆さんも海外へ行かれる際には、こういった“カルチャーショック”体験を探してみてくださいね。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

著者
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
株式会社グローレン
株式会社グローレン 取締役。小学校〜高校卒業までをベルギーで過ごす。上智大学を卒業後、大手英会話スクールにて7年間教務主任として多くのクラスを担当。外国人講師の指導にも従事。マンツーマン英会話教室の代表を経て、2014年から現職にて語学プログラムの総監修を務める。これまで1万人以上にレッスンを提供。TOEIC990点、英検1級。

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