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チョコレートの国の侍登場!

2008年5月31日(土)
原田 季栄

6月はOS-1グランプリ!

大好評だった5月の特集1「一気に覚えるPHP!」。6月からはサーバOSをさまざまな角度から解説していく「OS-1グランプリ」が開始する。

今回の「キラリと光る土日の過ごし方!」では、6月特集を先取りしたコンテンツをお送りする。その名も「チョコレートの国の侍」だ!このコンテンツは6月の土曜日に「チョコレートの国の侍 2008」として掲載される。今回はそのプロローグにあたる部分を先行公開する。

「チョコレートの国?侍?なんかチャーリーとかジョニーとかも出てきちゃうのかな」と思った読者諸君、早まることなかれ。これは海を越えた国で大和魂を見せつけた一人の男の壮絶な戦いの物語なのである。さあ、一緒に侍を呼ぼう!

「S・A・M・U・R・A・I、サムラ~イ!!!!」

そして物語は静かに動き出す

2008年2月、私はベルギーの首都、ブリュッセルにいました。ベルギーはゴディバなどに代表される有名チョコレートメーカーが軒を連ねる「チョコレートの国」です。

私がベルギーに行った目的は、FOSDEM'08という会議で自分が取り組んでいるLinuxのセキュリティ強化、TOMOYO Linuxについて発表することでした。

FOSDEMの「FOS」とはFree and Open Source Softwareの略で、日本でいうところのオープンソースです。残りの「DEM」は、Developers’ European Meetingですから、つまりFOSDEMとはヨーロッパ圏におけるオープンソースの大集会です。配布された資料によると今年のFOSDEMの参加者は4,000名以上、講演者数は200以上と、ちょっと日本にいては想像もできないスケールです。

今回の出張は私にとって生涯忘れられないものとなりました。さまざまなトラブルが発生した上、俗にいう「ケチャップ強盗」と呼ばれる盗難の被害に遭ってしまったのです。

と、書くと不注意だったのかと思われるかしれませんが、今振り返っても特に自分が不用心だったとは思えません。私はそれなりに海外出張の経験がありますし、「ケチャップ強盗」についてもその言葉や手口も知っていました。それでも被害に遭ってしまったのです。手口はあまりに巧妙であり、ただ注意深いだけではなかなか被害を避けられないと思います。

世には多くの旅行ガイドがありますが、そのほとんどは名所旧跡やおいしいレストランなどの紹介でしょう。トラブルに遭遇した際の対処や事例についてはあまり目にしたことがありません。本連載では、私が会議で現実に遭遇したトラブルについて振り返りながら、それを題材として読者の方々と一緒に「セキュリティ」について考えてみたいと思います。ご自身が旅行しているつもりでおつきあいいただければ幸いです。

TOMOYO Linuxプロジェクト
北海道室蘭市生まれ。1985年北海道大学工学部応用物理学科卒。同年NTT(横須賀研究センター)入社。現在の所属は、株式会社NTTデータ技術開発本部。2003年よりオープンソースの研究開発に取り組む。「使いこなせて安全」を目指すTOMOYO Linuxプロジェクトのマネージャ。

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