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MS系クリエイティブの世界へようこそ

2008年7月1日(火)
後藤 雄介

Expression Studioスイート

 Expressionは、グラフィックデザイン、インタラクティブデザイン、Webデザイン、ビデオオーサリング(エンコード)のための、デザイナー向け製品スイートです。それぞれに対応したExpression Design、Expression Blend、Expression Web、Expression Media(Expression Encoder)という製品パッケージに加え、それら全部を合わせたExpression Studioというパッケージがリリースされています。

 Expression Designは、ビジュアルデザインのためのアプリケーションで、Adobe系で言うところのPhotoshopとIllustratorの中間に当たります。ベクターグラフィックとラスターグラフィックを同じレイヤー構造内で扱いながらビジュアルデザインを構成し、画像としての書き出しはもちろん、XAML形式で書き出すことが可能です。

 Expression Blendは、インタラクティブデザインのためのアプリケーションで、Adobe系で言うところのFlashに当たります。Expression Designで作成されたXAMLを引き継ぎ、そこにアニメーションや、イベント処理を加えていくことができます。

 Expression Mediaは、映像編集のためのアプリケーションで、Adobe系で言うところのPremiereに当たります。ただ、できる内容は基本的なカット編集と映像調整にとどまります。また、Expression Encoderという、映像エンコード用アプリケーションが同梱され、映像のWebデプロイ用エンコード処理も、併せて行えます。

 Expression Webは、Webページ編集のためのアプリケーションで、Adobe系で言うところのDreamweaverに当たります。Expression Designから引き継いだビジュアルを元に、Webページを作成することが可能です。

インタラクティブオーサリング環境:Blend

 Expression Studioスイートの中でも、RIAを作るのに重要な役目を果たすのが、Expression Blendです。従来のC#などのコードのみでは難しかったり、面倒くさかったようなアニメーションやイベント処理を、GUIによるオーサリング環境で構築していくことが可能です。特に、アニメーションではストーリーボードと呼ばれるタイムラインを複数使用しながら、キーフレームアニメーションを作成することができますので、複雑なアニメーションも構築可能です。

 また、ボタンやテキスト入力などの、コントロールと呼ばれる各種UIコンポーネントパーツの実装も、このアプリケーションで行います。それらパーツの配置と、パーツにバインドされるデータソースの設定、そして、パーツから呼び出されるイベントの定義など、UI側からロジック側につながる手前までの設定が、このアプリケーション上で行えます。

 なお、ビジネスロジックを特に必要としない単純なアニメーションや、簡単なインタラクティブ動作のみのコンテンツなら、このExpression Blend単体で十分開発が行えます。

 MS系のテクノロジでUI・UXを作るには、このBlendをいかに使いこなすかが、鍵となることでしょう。

 次回は、このExpression Brendを使用して、簡単なSilverlightのRSSリーダーを作成してみます。

株式会社アゼスト
UX・情報アーキテクト。広く・浅く・普くをキーワードに、クライアントサイド・サーバサイドの様々なテクノロジーを囓り散らす。UXとアーキテクチャを主軸に、アプリケーション開発における上流設計を専門とする。またその傍ら、マラソンやトライアスロンを趣味とし、日々トレーニングに勤しむ。http://www.azest.co.jp/

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