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| Red Hat Cluster Suite v.4 | ||||||||||||
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Red Hat Cluster Suite(RHCS)はRed Hat Enterprise Linux 4(RHEL4)に最適化されていることに加え、RHEL4を含めた一元的なサポートがRed Hatから提供されているHAクラスタ製品です。 RHCSの最新版であるバージョン4が2005年6月に発表してから約6ヶ月が経過し、実際の業務に採用される機会が増えてきました。今回はRHCSの採用を検討するユーザに対して、RHCSの機能や構成例やバージョンアップによる変更点などを紹介します。なお、特に断りがない場合はRHCSのバージョン4についての説明です。 |
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| Cluster Suiteの2つの機能 | ||||||||||||
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Cluster Suiteという名称から「これはクラスタのパッケージですか?」という質問をよくいただきます。RHCSは負荷分散機能を担うIPロードバランサと高可用性クラスタ機能を担うCluster Managerの2つの機能を持っている製品です。これらは相互補完的な高可用性テクノロジーであり、アプリケーションの要件に応じて、それぞれを単独もしくは組み合せて使うことができます。 |
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| IPロードバランサ | ||||||||||||
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IPロードバランサはクライアントから要求された処理を、負荷に応じて複数のサーバに分散するのが主な機能です。負荷分散の対象となる主な処理はネットワークサービスであり、Webサービスが代表的なものとなります。 ここでいう「ネットワーク」とはレイヤ4、つまりOSI参照モデルの第4層(TCP/IPプロトコルが含まれる)であることから、「L4スイッチ」と呼ばれることもあります。 また、IPロードバランサは負荷分散だけではなくシステムの可用性を高める目的にも用いられます。例えば図1のような構成であれば、WebサーバとLVS(Linux Virtual Server)のいずれかが停止しても、あるいはこれらを順番に停止しつつメンテナンスを行っても、LVSが停止しているWebサーバを自動的に検知します。その結果、動作中のWebサーバに処理を割り振り、Webサービスを継続することが可能です。 ![]() 図1:IPロードバランサ |
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