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| LAMPの性能とサイジング | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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今回では、ESX Server環境やESX ServerがホストするVMの性能に、影響を与えうる様々な要因を探っていきます。特に、インテル ハイパースレッディングなどのテクノロジやプロセッサ・キャッシュの容量を中心に説明していきます。以降では、これらのテクノロジを使ったときのテスト結果を示すと共に、システムエンジニアやIT設計者の方がOLTPワークロードの処理に必要なVM数を決めるときや、VM数を増やすときに目安となる分析結果をご紹介しています。 |
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| テストの実施方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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データベースのロードが終わり次第、PowerEdge 750クライアント・マシンからDVD Storeの駆動プログラムを起動しました。この駆動プログラムは、1分あたりの処理件数を平易なテキスト形式でコンソールに記録していきます。ESX ServerのCPU利用率はesxtopとvmkusage(注1)を使ってを測定し、VMのCPU利用率はVirtualCenterから取得しました。4種類のシナリオ(後述)を用意し、シナリオごとにテストを繰り返しました。いずれのシナリオも駆動プログラムの初期スレッド数(つまり、シミュレーションしたユーザ数)をVMあたり10ユーザに設定し、次に20ユーザ、最後に30ユーザと10ユーザずつ増やしています。
※注1:
esxtopとvmkusageは、ESX Serverソフトウェアで利用できる監視ツールです。詳細は、以下のURLをご参照ください。
http://www.vmware.com/vcommunity/technology/performance |
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| ハイパースレッディングの効果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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PowerEdge 1855ブレードサーバは、インテルハイパースレッディング・テクノロジを搭載した最新のXeonプロセッサをサポートします。2プロセッサ・サーバでハイパースレッディングの効果を評価するため、2セットのテストを実施しました。最初のテストではハイパースレッディングを無効にし、2番目のテストでは有効にしています。 最初のテストでは、それぞれのVMが、物理プロセッサ0と1上で実行するようスケジュールされました。プロセッサ0は、サービスコンソールも利用します。ハイパースレッディングを有効にした2番目のテストでは、4基すべてのプロセッサ上でVMを実行するようスケジュールされました。以降に、各シナリオごとのテスト結果を示しますが、OPM数はすべてVMごとの値です。テストから得られたデータは次の通りです。 ![]() 図1:ハイパースレッディング(HT)の効果 図1からわかるとおり、2ウェイのPowerEdgeブレードサーバでハイパースレッディングを有効にすると、VMあたりのOPMが約8%向上することが確認されました。 ハイパースレッディングを有効にするとOPM性能が向上する理由は、ESX Serverシステムがハイパースレッディングを通して4基のLCPU(論理CPU)を活用できるようになり、VMに割り当てた仮想CPUに、より多くのCPUサイクルが提供できるからです。さらに、ESX Serverのカーネルやサービスコンソール関連の処理にも、より多くのプロセッシング・パワーが提供されます。 ハイパースレッディングを有効にすると、VMスケジューラは、全4基のLCPUを使って2台のVMを実行するようスケジュールを組みます。一方、ESX Serverシステムから認識できるCPU数が2基だけになる場合、システムは、サービスコンソール、ESXServerカーネル、VM処理という3者間で処理の兼ね合いを図らねばならなくなります。 Online DVD Storeアプリケーションは、CPUを集中的に使うワークロードのため、ESX Serverホストでハイパースレッディングを無効にすると、VMあたりのOPM数が減ってしまいます。 |
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