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ユーザ企業の人事管理・給与計算システムの利用実態調査レポート
第5回:Webシステムの浸透
著者:
クレオ 成瀬 真伯
2006/8/7
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まとめ
以上の調査結果を通してみると、すでにWebシステムで行っているもっとも多い業務は「勤怠管理」という結果でした。今後実現したいという要望がもっとも高かったのは「各種申請・届出業務」となりました。
「CBMS ZeeM人事給与」のオプション製品には、Webシステムを用いた社員へのセルフサービス化を実現するソリューションがあります。いちはやくからWeb対応製品をリリースしており、お客様のニーズを分析・研究を重ねています。特に、身上変更などの申請・届出や帳票の照会は好評で、コスト削減や効率化の実績もお客様からいただいていています。
例えば、毎月出力していた給与明細書をなくして、Webでの閲覧を実現し、数千枚の用紙代や各拠点への明細書の発送代金を削減し、発送前の仕分け業務や発送業務を効率化している事例もあり、その採用数も増えています。
また、人事総務部門がもっとも忙しい年末の業務を支援するための機能として、年末調整時の扶養控除申告書や保険料控除申告書を各従業員が、閲覧・修正・申請・承認をWeb上で行える機能もあります。
このような機能により、次にあげる作業すべてを人事総務部門が行う必要がなくなりました。
扶養控除申告書や保険料控除申告書の全社員分の印刷
全社員への配布
記入後の用紙回収
回収後のシステムへの入力
表2:軽減した作業
このことで、オペレーション要員を60%削減や事務工数が半減といったことに成功したケースがあります。
次回は
次回では、これからのシステム化の要望や新しく導入するシステムへの期待・要望といった、人事総務部門のシステムへの期待についての調査結果を報告します。
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著者プロフィール
株式会社クレオ 成瀬 真伯
1992年に株式会社クレオに営業として入社以来、中堅〜大手企業向け基幹業務パッケージCBMSシリーズ(会計システム、人事給与システム)の販売に携わる。
その間多くの企業へのシステム販売に加え、販売戦略立案・製品企画などにも参画。現在人事給与システムに特化し、人事給与システムのコンサルティング営業と導入SEを統括管理している。
INDEX
第5回:Webシステムの浸透
Webシステムの業務利用について
3. 日々の勤務実績の登録
まとめ