加藤氏によれば、「戦略アウトソーシング」ではSLA(Service Level Agreement:サービスレベルマネジメント:注1)が大きな役割となっている。SLAによってアウトソーシングの成否は決まり、顧客とアウトソーサーのパートナーシップのあり方で決まるという。
※注1:
サービス提供者(プロバイダ)とサービス委託者(顧客)との間で契約を行う際に、提供するサービスの内容と範囲、品質に対する要求(達成)水準を明確にする。また達成できなかった場合のルールを含めて、あらかじめ合意しておくこと。明文化した文書、契約書を指す場合もある。
図3:日本総研のSLAの活用 出所:日本総研資料 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
アウトソーシングの形態にかかわらず、SLAによって情報組織が提供するサービスを定量評価する指標は必要である。しかしSLAが必要な理由の説明については、サービス提供側と享受する側で意思の疎通をはからなくてはならない。
図4:SLAの必要性 出所:日本総研資料 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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