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はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法
第7回:最強の人材データベースが構築するSNS
著者:
アウラント 大越 肇
2007/10/5
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プロジェクトメンバーの募集に際し、メンバー検索で必要なスキルや経験を持っている人間を探し、声をかけて行く。そしてプロジェクトが発足するとミーティング内容の共有や現場での問題点の共有などにコミュニティを使っている。
現在、立ち上がったコミュニティは36個ある。コミュニティの種類はプロジェクトベースのものから、共通の趣味・イベントを紹介しあうものまで様々だ。
例えばコミュニティには、こんなものがある。
○○高等学校プロジェクト
Someone編集部
ncu-be:Career Discoveryプロジェクト
☆☆学校以外でも実験教室☆☆
(^ 0)=3トウモロコシ生活!
☆リバネススタッフ☆
○○高等学校プロジェクト
Someone編集部
ncu-be:Career Discoveryプロジェクト
表1:コミュニティの実際の例
また日記には以下のような内容が多い。
プロジェクト前後でのノウハウに関するもの
稟議のかけ方など社内の基本的業務に関すること
新規事業のはじめ方
飲み会などのコミュニケーションのためのもの
○○大学に知り合いいませんか?といった情報流通に関するもの
表2:日記の例
これらは基本的に仲間への何かしらの声がけをするものが多くなっており、mixiでよく見られる、たわいもない独り言とは違う点が特長である。
またコミュニティや日記のなかで閲覧者に声がけをしているものが多いので、ここからブレインストーミングがはじまることもあるという。また「○○大学の論文を手に入れてほしい」などの研究者ネットワークならではの相談も多く見受けられるという。
スタッフだけでなくお客さんも
同社では、スタッフが社内でのコミュニケーションを活性化する目的のSNSだけでなく、授業で学んだ生徒と交流するためのSNSも用意している。わからないことは、当然SNS内で質問できる。その質問内容も授業だけではなく、進路の相談も可能なのだ。
ここで質問していた生徒も数年のうちにリバネス社に入ってくる。
この繰り返しによりリバネス社がいつも新しい人材が入ってくるそうだ。多くの企業が人材難で悩んでいる時代に、この人材確保の仕組みを羨ましがる企業も多いのではないだろうか。
社内スタッフのコミュニケーション以外にもお客さん、そして、将来の人材確保という所まで視野に入れてのSNSは素晴らしい事例である。
次回も事例の紹介をしながら、SNSをどのように使っていくのが理想なのかを考えていきたい。
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著者プロフィール
合同会社アウラント 大越 肇
2006年5月11日(大安)に会社設立。前職よりSNS企画・開発・運営にプロジェクトマネージャーという立場で携わる。現在は、Web上のコミュニティに関する企画や要求開発から運用・運営までの業務に携わりつつ、大学の教壇に立つこともある。
アウラント
http://www.owlant.com
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