TOPサーバ構築・運用> シマンテックのVeritas Storage Foundationの価値
シマンテックイエローブック
ストレージ管理の標準化

第2回:ストレージ管理の複雑さを解消するための方法

著者:シマンテック   2007/4/26
前のページ  1  2  3
シマンテックのVeritas Storage Foundationの価値

   データセンターにあるUNIX系のすべてのプラットフォームに対応したVeritas Storage Foundationで標準化を図れば、ストレージ管理の複雑さとコストの問題に正面から取り組むことができます。
  • UNIX系のすべてのプラットフォームに対応したストレージやストレージネットワークコンポーネントを1つのツールセットで管理すれば、管理者は、コンピュータプラットフォームごと、またはストレージの種類ごとに管理スキルを習得して維持する必要がなくなります。

  • 1つのツールセットを使用すれば、データセンターのあらゆるプラットフォームでストレージを管理できるので、管理者の守備範囲が広がります。

  • 1つのツールセットでストレージを管理すれば、そのツールセットに対する管理者の習熟度が高まるので、より効率的な運用が可能になり、エラーが減少します。

  • 1つのツールセットを使用すれば、データセンターにどんなハードウェアコンポーネントがあるにしても、ストレージ管理の手順を標準化できます。

  • 1つのツールセットを使用すれば、ストレージ管理ソフトウェアの調達コストを削減できます。

  • 1つのツールセットを使用すれば、テクノロジや価格の動向に対応してデータセンターに新しいハードウェアコンポーネントを導入することが容易になります。

  • 1つのツールセットを使用すれば、たとえば、古いディスクアレイをレプリケーションのターゲットとして使用したり、種類の異なるディスクアレイでミラー化システムを構築したりすることによって、ストレージハードウェアのための投資を最適化できます。

  • 1つのツールセットを使用すれば、データセンターのストレージ管理機能ごとに別のソフトウェアパッケージを使用したり、別のベンダーとの関係を維持したりする必要がなくなります。

表4:Veritas StorageFoundationで標準化するメリット

   Storage Foundation を使用すれば、基本的な管理機能のコストを削減し、作業の複雑さを解消できるだけでなく、ストレージ資産を有効利用するための新しい可能性が見えてきます。

  • Storage FoundationのDST(Dynamic Storage Tiering)機能を使えば、管理コストを抑えながらマルチティアのストレージを効率的に活用できます。

  • Storage Foundationの領域最適化スナップショットを使用すれば、実働データのスナップショットを頻繁に作成するためのコストを抑えることができるので、RPO(Recovery Point Objective)を大幅に改善できます。

  • Storage Foundationの異機種混在環境でのミラー機能とストレージネットワーク管理機能を使えば、種類の異なるディスクアレイの間でデータを移行する作業を簡略化できます。

  • Storage FoundationのPDC(Portable Data Container)を使用すれば、ネットワークコピーやクロスマウントを実行しなくても、1つの種類のUNIXプラットフォームで生成したデータを別の種類のUNIXプラットフォームやLinuxプラットフォームで直接操作できます。

  • Storage FoundationのISP(Intelligent Storage Provisioning)を使用すれば、データの可用性やI/O 処理速度を一定の水準に保ちながら、日常的なストレージプロビジョン操作のほとんどを自動化できるので、各管理者の作業範囲を広げることができます。

  • Storage Foundation Management Serverを使用すれば、データセンター全体の仮想ストレージ、ネットワーク接続、ファイルシステムを一元管理できます。管理者は1つのコンソールからすべてのストレージオブジェクトを見渡しながら、個々のオブジェクトに注目して、再設定や拡張や接続などを必要に応じて管理できます。

  • Storage FoundationのVolume Serverを使用すれば、データセンターのどこからでもホストを基盤とする仮想ストレージにアクセスできるので、多種多様なプラットフォームの間のデータ共有に向けて大きな一歩を踏み出せます(2006年9月UxRT5.0リリース時点でβ版としてのみリリースしております)

  • Storage Foundation for Database製品群を使用すれば、Storage Foundationの基本的な機能を主なデータベースプラットフォーム(Oracle、Oracle RAC、DB2、Sybase)と統合できるので、データベース管理者は、スナップショットや自動ファイル再配置などの高度なストレージサービスを直接実行できるようになります。

表5:ストレージ資産を有効利用するための新しい可能性

前のページ  1  2  3


株式会社シマンテック
著者プロフィール
株式会社シマンテック
シマンテックは、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、整合性の確保に役立つソリューションを個人や企業のお客様に提供する世界的なリーダーです。米国カリフォルニア州クパティーノに本社を置くシマンテック コーポレーションは、現在、世界40ヶ国以上で事業を展開しています。

http://www.symantec.com/jp


INDEX
第2回:ストレージ管理の複雑さを解消するための方法
  ストレージ管理の複雑さを解消するための方法
  ストレージ管理のための理想的なツールセット
シマンテックのVeritas Storage Foundationの価値