Force.comは、「Software as a Service」の考え方を一歩進めた「Platform as a Service(PaaS)」を実現するものだ。
SaaSのメリットとして「時間や場所に制限されず、高いセキュリティを確保した環境でアプリケーションを利用できる」という点や「業務に合わせたカスタマイズや連携が行える」といった事柄があげられる。
PaaSであるForce.comでは、SaaSが持つ前述のメリットに加え、開発言語であるApexコードを使った機能拡張や新しいアプリケーションの開発を行うことができる。
Apexコードサンプル
Integer NUM = 10;
Account[] accs;
// Clean up old data
accs = [select id from account where name like 'test%'];
delete accs;
commit;
accs = new Account[NUM];
for (Integer i = 0; i < NUM; i++) {
accs[i] = new Account(name='test '+i, outstandingshares__c=i);
}
insert accs;
Contact[] cons = new Contact[0];
for (Account acc : accs) {
cons.add(
new Contact(lastName=acc.name + '1', accounted=acc.id)
);
cons.add(
new Contact(lastName=acc.name + '2', accounted=acc.id)
);
}
insert cons;
セールスフォース・ドットコムでは、顧客が自社で行うカスタマイズや開発を支援するだけではなく、さまざまな業務にSaaSのメリットを拡大できるようにWebサイト「AppExchange」を通じて、数々のアプリケーションを提供している。
こういったアプリケーションの公開により、自社アプリケーションの開発に必要な技術的なスキルがなくても、業種ごとに適したアプリケーションをインストールできる環境が整っている。
なお「Force.com Platform Edition」では、CRM機能を排除し、Apexによって開発されたアプリケーションのみを利用できる環境を提供している。
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