第4回:やりたいことを実現するための「道具」を手に入れる (3/3)

キャリアアップ成功指南
キャリアアップ成功指南〜成長したいエンジニアのために

第4回:やりたいことを実現するための「道具」を手に入れる
話者:テンプスタッフ・テクノロジー
稲毛 正嗣、嶋田 光臣   2007/2/9
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第4回:やりたいことを実現するための「道具」を手に入れる
経験よりも目標を持っていることが重要 — Open Pro LAMPコースはどのような方をターゲットにしているのでしょうか
嶋田氏 嶋田氏:2006年9月にスタートして今まで20名ほど受講していますが、前職が運送会社のトラックドライバーであったり、料理人や事務職など経歴は様々です。基本的に未経験者歓迎なので、IT関連業務に携わっていた方のほうが少ないですね。

   経験の有無よりも「ショッピングサイトを作りたい」といった目標や将来のイメージがある程度見えている方には特に向いているコースです。LAMPに限らず、何か技術を学ぶにあたって、それが一体何につながるのかイメージできないと、なかなか身につけるのは難しいですから。そういう意味では、「LAMPの技術を使って何かをしたい」という方が一番のターゲットです。

   ただ、現時点では目標が明確でなくても、それは時間が経てば見えてくるものなので「何があってもくじけない」という方も大歓迎です。


— Open Pro LAMPコースの特徴を教えてください
嶋田氏:与えられたものを覚える研修ではなく、とにかく自分たちで考えるということを重視しています。実際の現場では、自分で考えて解決する方法を見つけることが求められますので、そのスキルを養うためのプログラムになっています。

嶋田氏    内容に関してわからないことがあっても、すぐに講師が教えるのではなく、基本的に自分で調べ、考えてもらいます。稲毛の話に出てきた実務開発演習でも、特に講師側からプロジェクトマネージャなどを指名するわけではないので、自然にリーダー役が決まるチームもあれば、何事も全員で相談して決めるチームもあります。

   例えていうなら、研修1ヶ月目は、大工になりたい人にカナヅチとノコギリの使い方だけ教えて、家を建てさせるようなものです。しかし実際は、土台を打たなければいけないし、砂利も敷かなければいけない。家を建てるために何が必要かは考えてもらいますが、基礎知識も経験も不足したまま建てた家は、人が快適に住むことはできないでしょう。まずそれを体感してもらった上で、2ヵ月目の研修では実際に住める家を建てるために、プロのエンジニアとして必要なことを学んでいきます。

   また、Open Pro LAMPコースのキーワードの1つに「話せるエンジニア」というものがあります。ここでいう「話せる」は、きちんとお客様に伝えることはもちろん、お客様のいっていることを理解することも含みます。それができない限りは、要望と異なるモノが完成してしまうでしょう。

   我々は、単にシステムを作るのではなく、お客様の目的を果たすサービスとは何かを常に考えて、それを実現できるエンジニアになってもらいたいと考えています。そのために、研修ではコミュニケーションやプレゼンテーションスキルの強化も重視しています。


サービスのわかるエンジニアが求められている — 企業からの反響はいかがでしょうか
嶋田氏:PHPの市場が拡大していることもあり、エンジニアのニーズは高いです。特に、PHP以外の3つも含めたLAMPをすべてカバーできるエンジニアは、現状なかなかいませんので、そういった人材を求めているお客様からの期待は大きいですね。

   また、先ほどお話ししたような「サービス」の意識を持ったエンジニアなら、すぐにでも自社の社員に欲しいというお客様もいらっしゃいます。実際にそのような人材を見つけるには時間がかかりますので、我々が育成した人材を受け入れて、将来的には自社の社員として採用することもできるこの制度については、非常に高く評価いただいています。


— 企業での実務に入ってからは、どのようなサポートが受けられるのですか
嶋田氏:就業後は、もちろん派遣先での日々の業務に関する相談などのサポートを行います。また、それとは別に1〜2年後を進路選択の目安として、今後のキャリアプランについてのサポートを行っています。社内や今の現場のことではなくて、将来何をしていくかのための準備ですね。

嶋田氏    何年かけて何をやる必要があるのか。その目標が妥当なものか。テンプ・スタッフテクノロジーではやりたいことが何かを出発点にして、それが実現できるところを一緒に考えていきます。幸いなことに当社には様々な企業の情報がありますので、それが見つけやすい環境です。

   エンジニアにとっては自己実現できる場が見つかり、企業にとっては自社を成長させる人材が見つけられるように、Open Pro LAMPコースでは両者の最適なマッチングをはかっていきたいと思っています。

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 稲毛 正嗣

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社
ITエンジニア事業部  システムセンター
稲毛 正嗣

前職は社内IT担当の傍ら、ECサイトの構築・運営・管理なども全般的に担当。その中で「技術」に不足を感じ、テンプスタッフ・テクノロジーへ入社し「Open Pro LAMPコース」に参加。Windowsの経験はあったものの、Linuxやプログラムに関してはゼロからのスタート。ITだけでなく、総合的な知識の必要性を感じているが、時間を作って音楽もやりたい27歳。

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 嶋田 光臣

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社
ITエンジニア事業部  システムセンター
嶋田 光臣

ソフトハウスでのエンジニアとして数多くのプロジェクトに参画。2001年のJavaエンジニア育成プログラム「JavaPro」の立ち上げに研修開発・実施で参加。その後、人事、採用などに従事しつつ、2006年9月に、新規プロジェクトとして「Open Pro LAMPコース」を立ち上げた。すっかり人事採用が板につくが、気持ちは今もエンジニアのサンデープログラマでもある。
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INDEX
第4回:やりたいことを実現するための「道具」を手に入れる
  ショッピングサイトを作りたいという思いから参加
  サービスの「裏側」が見えるようになった
経験よりも目標を持っていることが重要
キャリアアップ成功指南〜成長したいエンジニアのために
第1回 頭の中のビジネスモデルをカタチにするお手伝い
第2回 お客様のビジネスを成功させるエンジニアを目指したい
第3回 フリーターだった自分がネットワークエンジニアになれたワケ
第4回 やりたいことを実現するための「道具」を手に入れる
第5回 企業の素顔を知ってから就職できる画期的なシステム
第6回 自分自身の夢を叶えるため、そして、客観的な自分の価値を知るために派遣を選択

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