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石丸氏:派遣社員は数ヶ月ごとに契約の更新があります。契約満了後、場合によっては別の会社で就業をすることができます。実際に働いてみないと会社の実情はわからないこともありますので、これは派遣のメリットだと思います。デメリットとしては、派遣社員では要求されるスキルが見合わない場合、更新時期に更新してもらえないという可能性があることです。もし正社員であれば、余程大きなミスをしないかぎり解雇されることはないと思います。ただ、この点は私にとってはいい緊張感となっています。 更新時期に「また次もお願いします」といわれるのは嬉しいことですし、モチベーションも高まります。実際に私は最初に派遣された会社で1年半働いていますが、その都度更新していただいており、よい関係性が築けていると考えています。 また自分の希望する労働条件を提示して、それにあった企業を紹介してもらえるところにも、派遣社員で働くメリットがあると思います。目的があり、それを叶えるために働きたい場合、また残業時間や勤務地などの条件を指定したい場合には、派遣社員であれば融通が利く面もあるでしょう。 ただし、正社員であれば勤務期間が長くなれば昇進の可能性がありますが、派遣社員は「どこまでいっても派遣」でしかありません。この点は企業によって異なるとは思いますが、私は目標があって派遣社員として働いているので、それを不安や不満とは考えていません。
石丸氏:派遣先の企業によっても違うかもしれませんが、私が感じるのは従属性が弱いというところです。例えば、何らかのプログラムを開発するにあたり、3日要するものがあるとします。こうした場合、正社員であれば「2日で作れ」といわれれば、残業や徹夜をしてでも行わなくてはならないことになります。しかし、現在の派遣先では「どれくらいかかるか」という問いかけに対して「3日かかります」と答えると、「では、3日でやってくれ」というような流れで作業が進められます。このように、派遣先と自分が独立した関係であり、合意した上で開発を進められるという点が大きな違いであるように思います。 石丸氏:お陰様ですでに必要な単位は、すべて取得しました。あとは教育実習を経ることで教員免許が取得できます。しかし採用試験合格までは、教員免許の取得後も現在の派遣先で継続的に働きたいと思っています。 石丸氏:正社員として働くことは、考え方によっては楽だと思います。しかし、会社の外にでて一旦自分をさらけだし、客観的な評価を得ることによって自分の意識が変わると思います。 一般的に「若者は3年も経てば会社を辞めてしまう」といわれ、実際にIT系ではそういったケースに当てはまることが多いように感じます。しかし、目的があって転職したり会社を辞めることは、けっして悪いということはないと思います。 明確な目的意識を持っていれば、勤務している会社を辞め、派遣社員として働くことで、自分にあった職業を見つけられるかもしれません。テンプスタッフ・テクノロジーはエンジニアの派遣に特化した会社ですから、ITのスキルを活かして挑戦したい人にはたくさんのチャンスがあるのではないでしょうか。 |
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