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| Debian GNU/LinuxにおけるセキュアなDomain-0の作り方 | ||||||||||||||||
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以下では、Debian GNU/Linux 3.1(sarge)を用いたセキュアサーバー、つまり最小限の環境のみを備えたサーバーをどのようにして作るか? について述べていきます。セキュアなDomain-0の構築のために必要なベースは、まずセキュアなサーバーという考え方にもとづきます。 |
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| Debian Installerでは何をどう選ぶ? | ||||||||||||||||
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普通にインストールすると、Debian Installerを使うことになるかと思います。ここでは「追加では何もインストールしない」ようにします(図2)。 こうしてインストールされたシステムを起動した直後のプロセスは、プロセス一覧(リスト1)のような感じになります。 リスト1:Debianインストール直後のプロセス
PID TTY STAT TIME COMMAND
netstatの結果を見ても、SSH以外に外部からの接続待ちを行っているポート(リスト2)が見られます。 リスト2:Debianインストール直後の接続待ち
Active Internet connections (servers and established)
まず、不要なポートで接続待ち/データ待ちを行っているこの状態をなんとかしてみましょう。 |
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| 不要な起動設定の削除 | ||||||||||||||||
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リスト1で稼働しているプロセスの状態を見ると、インストール直後に動いてるものは非常に少ないですが、これ必要かな? というものが動作しています。dhclientやinetd、portmap、rpc.statdなどは必要ありません。 リスト2でネットワークの状態を見ると、SSH以外のポートで接続待ちになっています。 本質的に、本稿で構築対象とするものは「サーバー」ですから、システム管理者が決めたサービス以外は動いていないのが理想です。外部からの接続を許可していないポートについても、接続待ちをしていないのが理想です。 Debianは「最低限、システム起動時には起動しない」ようにしてみましょう。 |
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