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| 社内SNS構築で活用した技術要素 | ||||||||||||
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「第2回:社内SNSと一般的なSNSの決定的な違い」では、TISの社内SNSの機能を紹介するとともに、一般的なSNSと社内SNSの違いを機能面から解説しました。今回は、社内SNSを構築するにあたって、活用した技術とその必要性について解説します。 今回解説する技術要素は次の3つです。
表1:3つの技術要素 どの技術要素も、求められる要求事項があった上で採用しています。ではそれぞれについて詳しく解説していきます。 |
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| 「Ajax」による高いユーザビリティの実現 | ||||||||||||
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社内システムとして提供する場合、インターネットでのサービスと違って気をつけないといけない点として、社内システムでは社員は受け身であるという点です。それは、利用することを歓迎しない社員もいるということを意味します。まず多くの社員に気持ちよく使ってもらうためには、使いやすいシステムであることが求められるのです。 また、インターネットでのユーザと違って、ITリテラシーが十分備わっている社員ばかりではありません。使える人だけが使うというシステムではないため、そういった意味でもユーザビリティは重要なポイントです。 そこで、TISの社内SNSでは、数年前から注目を集めているAjaxを採用したユーザインターフェースを提供しています。 |
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| Ajaxで何を実現するのか | ||||||||||||
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Ajaxは、JavaScriptというWebブラウザ上で動作するプログラミング言語を使った、非同期処理を実現する技術の総称です。 具体的には、従来であれば、Webブラウザ上でボタンをクリックして画面を書き換える処理などを、Ajaxを利用することでページ全体を読み込み直すことなく、画面の一部だけを書き換えることができます。もっとも有名な例はGoogle Mapsでしょう。ページ全体を書き換えることなく、表示された地図だけを動かすことができるサービスです。
Google Maps
http://maps.google.co.jp/ Ajaxを活用することで、今までのWebサイトでは実現できなかったような画面効果を表現したり、画期的な操作性を実現することができます。 先ほども述べたように社内SNSでは、ユーザビリティが非常に重要なポイントになってくるため、「高いユーザビリティの実現のためにのみ活用する」というポリシーの下でAjaxを使っています。 TISの事例では、「入力の補助」と「ユーザの体感速度向上」の2つの理由でAjaxを活用しています。 |
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| 社内SNSにおけるAjaxの活用例 | ||||||||||||
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Webブラウザ以前のリッチなクライアント環境を使っていたユーザにとって、Webシステムに移ってもっとも不便に感じる点は、ボタンやリンクをクリックするたびに画面全体の書き換えが発生する現象でしょう。そこでAjaxを活用し、ユーザの体感速度の向上を実現しています。 図1はマイページで「最新のブログ」を表示する部分です。ここではページ全体ではなく「最新のブログ」部分だけを描画して次の5件を表示することで、ページ全体の再描画とデータ転送量を減らし、ユーザの体感速度を向上しています。 ほかにも、ページの中で重い処理となる画面部品については、Ajaxを活用して別のタイミングで表示し、体感速度の向上をはかっています(図2)。 またユーザの利便性の向上として、ユーザが入力した内容のチェックを裏側で実施することで、逐一ボタンを押して確認しなくてもよい機能を実装しています(図3)。 さらに図4に示すように、ユーザの指定をする際に、途中まで入力された内容をもとに、補完できる情報を一覧表示して選択できるようにしています。 ![]() 図4:入力支援の利便性向上の例2 |
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