ネットワールドは12月8日、Solaris/SPARC上のアプリケーションを一切変更せずにLinux/Intelプラットフォームで稼動させる「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」のXeon対応製品の販売を開始した。製品価格とライセンス体系は以下のようになる。
- Transitive QuickTransit SPARC/Solaris-Linux/x86 1CPU/1年間ライセンス
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- オープン価格
- 年間ライセンス(次年度以降更新要)
- 保守費用込み
- ソケット単位でライセンスをカウント(※注1)
表1:価格・ライセンス体系
※注1:
VMware上で利用する場合、物理CPU数ではなく、仮想CPU数でカウントする。仮想CPU2個=1ソケット。
同製品は、米Transitiveのハードウェア仮想化技術「QuickTransit」により、ソースコードやバイナリに一切の変更を加えることなく、Solaris/SPARCアプリケーションをIntel XeonベースのLinuxサーバ上で稼動させることができるものだ。
移行先のインテルベースのサーバでは、Solaris/SPARCアプリケーションの全機能を同じユーザインターフェースで操作可能で、アプリケーションを一切変更しないため移行後のサポートにも影響をおよぼさず運用できるとのこと。
同製品がVMware仮想インフラ環境で稼働可能になったことで、Solaris/SPARCユーザは、VMware Infrastructure 3の包括的な仮想化および管理、リソースの最適化、アプリケーションの可用性、運用自動化を実現できるようになるという。
なお今回販売開始する製品はXeonプロセッサー対応だが、2007年第1四半期にはItanium2プロセッサー対応の「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Itanium」の販売も予定しているという。
(ThinkIT編集局 千本松 歩)
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