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Sun Java Studio CreatorでWebアプリケーションを作ろう
Sun Java Studio CreatorでWebアプリケーションを作ろう

第1回:Sun Java Studio Creatorをインストールする
著者:ビーブレイクシステムズ  横井 朗   2005/6/2
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はじめに

   Sun Java Studio CreatorはJavaのWebアプリケーション開発に特化した統合開発環境で、JSF(JavaServer Faces)を全面的に採用していることで注目を浴びています。

   Sun Java Studio Creatorを使用することで、ユーザインターフェイスや画面遷移などをGUI上でドラッグ&ドロップで簡単に作成できます。そのため、今まで難しいとされていたWebアプリケーションの開発を簡単かつ効率的に行なうことができます。

   また、Sun Java Studio Creatorにはアプリケーションサーバー(Sun Java Application Server)とデータベースサーバー(PointBase)が組み込まれており、Webアプリケーションの開発から、実行、デバッグまでの環境が提供されています。

   この連載ではSun Java Studio Creatorを使用したWebアプリケーションの開発について説明します。


JSF(JavaServer Faces)の概要

   Sun Java Studio Creatorの説明に先立って、JSFの概要について説明します。

   JSFはJavaの標準化コミュニティであるJCP(Java Community Process)がJSR(Java Specification Request)127として策定した仕様で、JavaによるWebアプリケーション開発の複雑さを取り除き、より簡単かつ効率的な開発を実現するためのフレームワークです。J2EE1.4からはJSFが標準で含まれており、今後のWebアプリケーションのスタンダードとなる可能性があります。

   JSFを使用することにより、Webアプリケーションのビジネスロジック層とプレゼンテーション層を分離することができます。また、フォームなどのUIコンポーネントに対して、ステート情報の保持や入力値のチェック、型の変換、イベントの制御といった機能を与えられるため、特にユーザインターフェイス開発における複雑さの軽減、開発効率の向上といった効果が得られます。

   さらに、JSFの大きな特徴として、仕様の策定段階から開発ツールを意識しているということが挙げられます。そのため、開発ツールとの親和性が高く、JSFをサポートする開発ツールを使用することで、簡単かつ効率的なWebアプリケーションの開発を実現します。そのJSF対応の開発ツールの1つがSun Java Studio Creatorというわけです。

   それでは、簡単にJSFが何をするのか仕組みを見てみましょう(図1)。

JSFの働き
図1:JSFの働き


   JSFでは、フレームワークにより入力値の検証と変換が行なわれ、入力値にエラーがあった場合にはその段階でレスポンス処理に移行します。そのためアプリケーションの実行処理は、入力値が正常であることを前提に記述することができます。また、出力処理用のレンダラーも用意されているうえに、独自のレンダラーを用意することで他のマークアップ言語用のレスポンスにも容易に対応できます。

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ビーブレイクシステムズ
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  横井 朗  
オープンソース指向技術コンサルタント。Java専門のソフトウェアハウス〜フリーエンジニアを経て現職。帳票開発のみならず、オープンソースを用いたシステム構築を日々提案。なによりもお客様の真のニーズを求めるため社内外でオープンソースに関する啓蒙活動を行う。


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