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| ユーザ企業におけるITについての関心事とIT投資の目的 | ||||||||||
ITについて関心が高いトピックスを、20項目の中から1〜5位までを挙げてもらった。1〜5位の順位を考慮し全体の関心の高さを見るために、1位から5位までのトピックスにそれぞれ5点から1点のポイントを与え、指数化した結果が図1である。 「セキュリティ」が最も高い関心を集めた結果となった。これは個人情報保護法の正式施行が近かったこともあるが、IT関係者が近年のメールや電話を使った架空振込の犯罪に個人情報の漏洩が大きく関わっていることを理解し、これまでになくセキュリティを現実のリスクとして認識し、危機感を抱いていることを示唆している。 2番目は「コスト削減」で、3番目は「システム再構築」、4番目は「投資効果評価」となり、上位については昨年から大きな変動はなかった。 一方、エンタープライズアーキテクチャ(EA)や、ユビキタスコンピューティング、グリッドコンピューティングなど、雑誌やインターネットでは大きく取り上げられる話題でも、一般の企業ユーザにとってはあまり関心がないという結果となった。 | ||||||||||
| IT投資の目的 | ||||||||||
続いて、企業は現実に何に重点をおいて、これからIT投資をしていこうと考えているのであろうか。IT投資の目的として11項目を挙げ、上位2つを選択してもらった結果が図2である。IT部門だけでなく、経営企画部門を中心とした利用部門にも回答してもらった。 IT部門からの回答では、1位が「トップによる迅速な業績把握」で、これは前年の調査と変わらないが、前年2位であった「コスト削減」が4位に落ちている。逆に、「業務プロセス・システムの再編」が2位に浮上し、1位の「トップによる迅速な業績把握」とほとんど同じ割合となっている。 昨年は景気の先行きが不透明で、レガシーからオープンシステムへの転換などコスト削減を強く意識していたが、2004年から景気回復が見えてきて、本来のIT投資を落ち着いて考えられるようになってきた結果と見ることができる。本格的に業務プロセスの革新とシステムの再編が必要であると企業のIT担当者が認識した表れと言える。 利用部門からの回答は、1位が「業務プロセス・システムの再編」で、「経営トップによる迅速な業績把握、情報把握」は2位に後退し、割合も10ポイント以上低下した。 利用部門は、経営トップによる業績把握、情報把握はある程度進んでいるという認識があり、ITを活用した業務プロセスの改革を求めていることの表れと考えられる。 | ||||||||||
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| 書籍紹介 「企業IT動向調査報告書2005」 本連載は日本情報システム・ユーザー協会より発刊されている「企業IT動向調査報告書2005」をもとに記事を掲載しています。上記調査報告書には、さらに詳しいデータや分析結果、考察が記載されています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。 | ||||||||||
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