ゲーム実装で身に付くプログラミング 6

「C#」の「Forms」でデスクトップゲーム「Color」を開発してみよう

第6回の今回は、プログラミング言語「C#」の「Windows Forms」を使ってデスクトップゲーム「Color」を作る解説をします。

大西 武 (オオニシ タケシ)

6:30

はじめに

この連載では、さまざまなプログラミング言語やライブラリで同じゲームを開発することで、容易にそのプログラミング言語に入門します。

第6回の今回はプログラミング言語「C#」を使って、次のURLのようなColorゲームを作ります。こちらからアセットをダウンロードしておいてください。

Colorゲームについて

Colorゲームの内容は第1回でも解説した通り、ゲームを開始したら、赤緑青の色ブロックをクリックします。すると背景色にその色が混ぜられるので、どんどんクリックして真っ白な背景にしていこうというゲームです。

プログラミング言語について

C#はMicrosoftが開発した言語で、デスクトップアプリ(Windows)、Webアプリ(ASP.NET)、ゲーム開発(特にUnity)などに使われています。一度「中間言語(IL)」にコンパイルし、実行時にJITコンパイルするハイブリッド型のコンパイラ言語です。オブジェクト指向でデータ型が厳密に管理されるためバグが起きにくく、「.NET」という仕組みで多くのライブラリの機能がすぐ使えます。

Windows Formsについて

「Windows Forms」は「WinForms」とも呼ばれ、.NETを使ってUIパーツなどのGUIを構築できるデスクトップアプリを開発できます。

開発のために必要となる環境の準備

今回必要となる、無料版の「Visual Studio 2026」(以下、VS2026)を準備します。次のURLからVisual StudioインストーラーをダウンロードしてVS2026のC#をインストールしてください。

プロジェクトを作成しよう

VS2026を起動したら「Create a new project」をクリックし、コンボボックスで「C#」と「Windows」を選び「Windows Forms App」をダブルクリックします。

「Project name」を「colorCSForms」とタイプして「Next」ボタンをクリックし、「Framework」を最新のものを選んで「Create」ボタンをクリックしてプロジェクトを作成します。

次の階層図のように「images」フォルダを「colorCSForms」フォルダに配置します。

・階層図

colorCSFormsフォルダ
┠Dependenciesフォルダ(関連ファイルフォルダ)
┠imagesフォルダ(画像フォルダ)
┃┠0.pngファイル(赤の色ブロック画像)
┃┠1.pngファイル(緑の色ブロック画像)
┃┠2.pngファイル(青の色ブロック画像)
┃┠GameOver.pngファイル(ゲームオーバー画像)
┃┠StageClear.pngファイル(ステージクリア画像)
┃┗Title.pngファイル(タイトル画像)
┠Forms1.csファイル(メインフォルダ)
┃┠Forms1ファイル(Forms1,csファイル)
┃┠Forms1.Designer.csファイル(デザインファイル)
┃┗Form1.resx(リソースファイル)
┠Program.csファイル(プログラムファイル)
┗Sprite.csファイル(色ブロックファイル)

次のサンプルコードをコーディングし、「Debug」→「Start Debugging」メニューを実行すると真っ白なウィンドウだけ表示されます(図1)。まだテンプレートからウィンドウタイトルを変更し、ウィンドウサイズを大きく変更しただけです。

・サンプルコード「Form1.Designer.cs」ファイル

namespace colorCSForms
{
    partial class Form1
    {
        /// <summary>
        ///  Required designer variable.
        /// </summary>
        private System.ComponentModel.IContainer components = null;

        /// <summary>
        ///  Clean up any resources being used.
        /// </summary>
        /// <param name="disposing">true if managed resources should be disposed; otherwise, false.</param>
        protected override void Dispose(bool disposing)
        {
            if (disposing && (components != null))
            {
                components.Dispose();
            }
            base.Dispose(disposing);
        }

        #region Windows Form Designer generated code

        /// <summary>
        ///  Required method for Designer support - do not modify
        ///  the contents of this method with the code editor.
        /// </summary>
        private void InitializeComponent()
        {
            components = new System.ComponentModel.Container();
            AutoScaleMode = AutoScaleMode.Font;
            ClientSize = new Size(1800, 900);
            Text = "Color";
        }

        #endregion
    }
}

【サンプルコードの解説】
「Dispose」メソッドはコンポーネントを処分します。
「InitializeComponent」メソッドはUIパーツなどのコンポーネントを初期化します。

図1:真っ白なウィンドウを表示
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