「GNU Binutils 2.47」リリース ─ BFDリンカにリンク高速化向け「-O 0」を追加

RISC-V拡張対応やデバッグ情報関連機能も強化、32ビットs390を非推奨に

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 「GNU Binutils(binutils)」の最新版、「GNU Binutils 2.47」が7月26日(現地時間)リリースされた。

 「GNU Binutils(binutils)」は、オブジェクトファイルを扱うためのプログラミングツールコレクション。GCCやGNU Debuggerなどと共にGNUツールチェーンを構成する基盤コンポーネントであり、オブジェクトファイルの生成・操作・解析に利用されている。クロスアセンブラとして活用できる。具体的には、gprofコマンド、ldコマンド、nmコマンド、readelfコマンド、objcopy/objdumpコマンドなどが含まれている。

 「GNU Binutils 2.47」では、BFDリンカに最適化レベル「-O 0」が追加されたほか、複数のRISC-V拡張への対応、デバッグ情報を扱う機能の強化、アセンブラおよび逆アセンブラのオプション追加などが行われているほか、複数のの不具合が修正された。

 「GNU Binutils 2.47」の主な変更点は次の通り。
〇BFDリンカに最適化レベル「-O 0」を追加
〇リンカに「--start-lib」「--end-lib」オプションと「LIB」リンカスクリプト文を追加
〇シンボルインデックスを持たないアーカイブをXCOFF以外の形式でもサポート
〇RISC-Vの複数の標準拡張およびSpacemiT拡張に対応
〇アセンブラに「--reloc-section-sym=[all|internal|none]」オプションを追加
〇AArch64逆アセンブラに「-M annotate」オプションを追加
〇x86およびx86_64逆アセンブラに「-M annotate-immediates」オプションを追加
〇objdumpとreadelfに「--debug-dir=<DIR>」オプションを追加
〇objdumpに「--map-global-vars」オプションを追加
〇H8ファミリのデフォルトアーキテクチャをH8/300からH8/300Hへ変更
〇32ビットs390ターゲットを非推奨化
〇その他複数の不具合を修正
など。

 「GNU Binutils 2.47」は、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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