サイバートラスト、RISC-V対応の高速起動ソリューションと Tuxera の高信頼性ファイルシステムを連携して提供
サイバートラストは11月15日、Tuxera Japanおよびリネオソリューションズと、高信頼性、高可用性の次世代 IoT システムのソリューション提供に向けて連携したと発表した。
今回の連携により、リネオが提供する組み込みLinux/Android 機器向けの高速起動ソリューション「LINEOWarp!!」とTuxera製品を組み合わせることで、産業機器・車載機器・医療機器・コンシューマー機器などの起動の高速化と待機時の電力消費の削減を実現したという。
今回のパートナーシップでは、自動車、産業機器、医療機器やコンシューマー機器などで、IoT化が進む機器に多用されるLinux/Androidの高速起動ソリューションである Warp!! と、Tuxera の高信頼性ファイルシステムを連携し最適化した。Tuxeraのファイルシステムは、書き込み中にストレージ抜き出しや電源断が発生してもファイルシステムに破損が発生しない電源断耐性がある。Warp!! と Tuxera ファイルシステムの組み合わせにより、複合機や車載機器をはじめとする電源ON/OFF を繰り返すシステムにおいて、瞬電時のデータ破損などのリスク軽減と、フラッシュメモリのI/O耐久性を向上させ、起動の高速化・低消費電力化したシステムを実現した。同時に、組み込みプロセッサとして期待されるRISC-V アーキテクチャへの対応を実現した。
サイバートラストは、IoT機器向け長期サポート対応のEMLinux においても「RISC-V」対応を計画している。今後、脆弱性対応や SBOM 対応を含めたセキュアなシステムの実現と、製品出荷後の長期サポートにより、サプライチェーンセキュリティへの対応を強化していく。
(川原 龍人/びぎねっと)
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