日本オラクル、ストレージ管理ソフトウェアの新製品を提供開始
日本オラクルは2月28日、オラクルの統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage Appliance」上で稼働する「Oracle Database」のストレージ管理を効率化・簡素化するソフトウェア「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database(オラクル・スナップ・マネージメント・ユーティリティ・フォー・オラクル・データベース)」の国内提供を開始した。
「Sun ZFS Storage Appliance」の専用ソフトウェアである「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」は、「Sun ZFS Storage Appliance」独自の各種データ・ボリューム管理機能と連携することで、オラクル・データベースのスナップショットおよびクローンを作成・管理する作業工数を削減する。
アプリケーション開発者やデータベース管理者は「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」により、ストレージ管理者の作業負荷に左右されることなく、さまざまな用途で必要なデータベース環境の構築やデータ保護・移行を実行することができる。また、ストレージ管理者は、煩雑な作業に費やす時間を削減することができ、より戦略的なデータ活用環境の構築に時間とリソースを割り当てることができる。
「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」は「Sun ZFS Storage Appliance」専用の管理ソフトウェアとして、インターネット・ブラウザから直接、スナップショットとクローンの作成を実行することができる。
「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」の特長は以下の通り。
従来、データベースとストレージのリソースを別々に用意するのに一定の時間を要していたのと比較して、開発者が数分で新しい環境を作成できるため、製品開発サイクルを短縮できる。
データベース管理者の日常業務をシンプルにし、テンプレートを迅速に展開できるなど、独自の環境を容易に管理できる。
エラー発生時に以前の状態に簡単かつ短時間で戻すことが可能なため、ソフトウェアの開発プロセスを迅速に展開できる。
個々のデータの物理的なコピーを保存する代わりに、ストレージの効率性を高める仮想コピーを作成し、オリジナルとの差分データのみを保存することで、ストレージ容量を節約できる。
http://www.oracle.com/jp/
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