Radware、OpenDaylightプロジェクトのためのオープンSDNセキュリティアプリケーションをリリース
Radware,Ltd.(以下、ラドウェア)は、2月4日に発表されたSDNとNFV向けのオープンソースプラットフォームプロジェクトであるOpenDaylightの最初のソフトウェアリリース「Hydrogen」において、DoS攻撃やDDoS攻撃からの保護機能を提供するSDNアプリケーション「Defense4All」がリリースされたことを発表した。
Defense4Allは、DoSおよびDDoS検知と軽減をネイティブサービスとして実現するためのOpenDaylightに統合されたオープンなSDNセキュリティアプリケーションで、ラドウェアがその開発において多大な貢献を行った。
Defense4Allは、OpenDaylight SDNコントローラフレームワーク Hydrogenに含まれるツールセットで、統計情報収集、異常検知、トラフィックリダイレクション、ミティゲーション管理、ノースバウンドAPIから構成される。また、ラドウェアのDefense4All SDNアプリケーションとラドウェアのDos/DDoS攻撃防御製品であるDefenseProによって自動化を行うためのリファレンスコードが含まれている。Defense4Allは、Hydrogenのクラウドおよびネットワーク事業者向けエディションに含まれる。
Defense4Allによって、ネットワーク事業者はOpenDaylight SDNコントローラを活用してDoS/DDoSのモニタリングと管理をサービスを統合し、効率的に管理することが可能になり、また、DoS/DDoS攻撃防御サービスをSDN対応ネットワークの一部として組み込むことによって、顧客毎もしくは仮想ネットワーク毎にサービスを提供することを容易にする。
OpenDaylightとDefense4Allによるプログラム可能なSDN技術を活用することによって、ネットワーク事業者は、統計情報に基づく分析およびインフラストラクチャ層の制御と、DoS攻撃やDDoSネットワークフラッド攻撃へのアクティブな防御を実現でき、さらにスケーラブルでプロビジョニングが容易なセキュリティソリューションの提供を低コストで実現できるようになる。
■リンク
日本ラドウェア
ニュースリリース
その他のニュース
- 2024/12/14 AWS、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を開始
- 2024/12/13 Linuxディストリビューション「OpenMandriva Lx 24.12 "ROME"」リリース
- 2024/12/11 オープンソースのエミュレーター「QEMU 9.2」リリース
- 2024/12/10 systemdの代替を目指すサービスマネージャ「GNU Shepherd 1.0」リリース
- 2024/12/9 軽量なLinuxディストリビューション「manjaro 24.2」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- イントロダクション「OpenDaylightとは何か?」
- 「Memcached 1.5.6」リリース
- オラクル、「OpenDaylightプロジェクト」に参加
- OpenStack、Docker、Hadoop、SDN、.NET…、2014年のOSS動向をまとめて振り返る
- Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)の特徴
- OpenStack with OpenDaylight (手動構築編)
- LinuxCon Japan 2014-アジア地域最大のLinuxカンファレンス-
- 日本IBM、SDN環境をオープン技術で統合管理するソリューションを発表
- アバイア、オープンなSDNアーキテクチャを発表
- OpenDaylightでクラスタを組んでみよう