SLジャパン、SL-GMS開発ツールの新しいエディションで、64bitネイティブのRHEL6にフル対応
SLジャパンは9月3日、64bitネイティブRed Hat Enterprise Linux 6をフルサポートする「SL-GMS C++/Developer」の新しいエディション製品をリリースした。この新製品によって、SL-GMSユーザは64bit Red Hat Enterprise Linux OSをフル活用し、高度な監視制御システムを開発して運用することができる。
Windows版SL-GMS C++/Developerの64bitエディション製品は、2011年にリリースされており、今回合わせてMicrosoft Visual Studio 2013に対応した最新バージョン6.5を、32bitならびに64bit版両方でリリースした。
SL-GMS C++/DeveloperならびにCustom Editorなどそのオプション製品は、24時間365日稼働するリアルタイム・データの動的な可視化と監視を可能にする開発ツールで、1980年代からのロングセラー。日本国内においても、1991年以来、プロセス制御業界の主要DCS/SCADA製品への組み込みをはじめ、原子力発電所、生産ライン制御、設備監視、通信ネットワーク監視、道路・鉄道、航空宇宙システムなどにおける、数百におよぶプロジェクトの数々で採用されてきた。
SL-GMS製品は、過去30年間に渡ってUNIXからWindowsやLinuxへ、またC++からActiveX、Java、Microsoft.NETに対応して進化し続け、ライフサイクルが長い監視制御システム専用に開発される動的属性を持ったGUI資源を、統一されたソリューションで保護してきた。今回の64 bit Red Hat Enterprise Linux版SL-GMS C++/Developerの新製品投入は、引き続きSL-GMS製品を強化することで、監視制御システムの開発を支援していくもの。
コンテンツリッチで高対話性ながらもコンパクトで高速なGUI/HMIは、SL-GMSDrawエディタを使って対話的に編集し、すぐにエディタ内でシミュレーション・データによってプレビューして確認することができるため、アプリケーションから独立したラピッド・プロトタイピングが可能。さらに、SL-GMS Custom Editorによってソリューションに特化したエンドユーザ向けのオーサリング・ツールを容易に開発して提供することができる。
さらに、32bit版SL-GMSで開発した動的属性を持ったグラフィカル・モデルならびエンドユーザ顧客向けのカスタム・エディタは、64bit版SL-GMSと上位互換性が維持されているため、SL-GMSを組み込み再販してきたOEMならびに VAR企業は、64bitネイティブ・アプリケーションの速さを生かした新世代の監視制御システムへスムーズに移行できる。
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