連載 [第105回] :
  週刊VRウォッチ

フェイスブックに写真から「3D画像」を作成する機能が登場

2018年10月15日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

先週もVR/ARに関連するニュースが数多く報じられました。フェイスブックは2Dの写真から3D画像を作成する機能を公開し、また360度カメラブランドのInsta360から新たに発表された「Insta360 ONE X」などが話題となりました。

VR関連では、視線追跡の技術を専門に手がける企業がメジャーなVRヘッドセットメーカーとの契約に合意したことを明らかにしました。一方、AR/MR関連では、注目を集めるMRデバイス「Magic Leap One」の販売先が米国全土へと出荷先を拡大することや、米国外への発送も計画中であることが報じられており、着々と普及展開が進んでいることがうかがえます。

フェイスブック、写真から3D画像を作成・投稿する機能追加

フェイスブックは、2Dの写真から立体感のある3D画像を作成する機能を発表しました。Facebookのニュースフィードでシェアしたり、VRヘッドセットで見たりすることができます。被写体間の距離を認識し、深度と動きのある3D画像を作り出します。対応するデバイスは、デュアルレンズのスマートフォンiPhone 7+、8+、X、XSシリーズです。

3D画像は通常の投稿と同じようにコメントを付けてシェアすれば、ブラウザでも楽しめます。VRヘッドセットを使う場合は、Oculus Goの「ブラウザ」やOculus RiftのFirefoxブラウザで見られます。この機能は今後数週間で、全てのユーザーに向けてリリース予定ということです。

本ニュースの詳細はこちら:
フェイスブック、写真から3D画像を作成・投稿する機能追加
https://www.moguravr.com/facebook-3d-photo/

新型360度カメラ「Insta360 ONE X」登場、5.7Kで強力手ブレ補正搭載

10月10日、360度カメラのブランドであるInsta360は、最大5.7K解像度の360度カメラ「Insta360 ONE X」を発表しました。昨年に発売された「Insta360 ONE」の後継機と思われるこの新製品は、360度カメラであると同時に「新しいアクションカメラでもある」と説明されています。価格は税込52,300円です。

「Insta360 ONE X」は、120FPSのスローモーション撮影に加えて、4Kでも50fpsという高いフレームレートの撮影が可能です。さらに、カメラ本体に搭載されたスタビライゼーションにより、手持ち撮影でもジンバルを使ったかのように滑らかな映像を実現するとしています。またカメラを投げ飛ばして撮影することでダイナミックな映像演出を可能にする「ドリフトダーツ」というアクセサリーも発表されています。

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新型360度カメラ「Insta360 ONE X」登場、5.7Kで強力手ブレ補正搭載
https://www.moguravr.com/insta360-one-x/

視線追跡のTobiiが「あるメジャーな」VRデバイス企業と提携

視線追跡(アイトラッキング)の技術を専門に手がけるTobii(トビー)社は、メジャーなVRヘッドセットメーカーとの契約に合意したことを明らかにしました。メーカー名などの詳細は未だ公表されていませんが、契約内容には、アイトラッキング用のマイクロチップの「Tobii EyeChip」およびトビー社のアイトラッキングシステム「Tobii VR4」関連のシステムデザインや知的所有権、ソフトウェアが含まれています。

トビー社の開発するアイトラッキング技術では、視線の動作でユーザーがデバイスを操作することができるため、コントローラーなどの操作を行わずに視線のみでコンテンツを楽しむことができます。

本ニュースの詳細はこちら:
視線追跡のTobii、“あるメジャーな”VRデバイス企業と提携
https://www.moguravr.com/tobii-cooperation/

Magic Leap One、米国全土へ出荷先拡大 米国外への発送も計画中

Magic Leapが、MRデバイス「Magic Leap One」の普及に乗り出しています。これまで一部の都市・地域向けに限定していた販売先を、米国の全ての州に拡大しました。さらに次のステップとして、米国外への発送も実現したいとしています。

Magic Leap最初の製品となる「Magic Leap One」は、2018年8月8日に販売および出荷を開始しました。発売されたのは開発者版という位置づけの「Creator Edition」です。出荷を行うのは米国の一部の都市・地域のみとなっていました。また、今回の発表と併せて、約2,300ドル(約25万円)という高価格へのハードルを下げるべく、金利ゼロでの分割払も導入します。

本ニュースの詳細はこちら:
Magic Leap One、米国全土へ出荷先拡大 米国外への発送も計画中
https://www.moguravr.com/magic-leap-one-3/

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