HTCが解像度5K、視野角120度の新型VRヘッドセット「VIVE Pro 2」を発表
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。VR関連では、HTCによる新型VRヘッドセット「VIVE Pro 2」の発表が注目を集めました。VIVE Pro 2は2018年に発売されたVIVE Proの後継機となり、解像度や視野角などの性能向上が図られたモデルです。
一方AR関連では、アップルがARの要素技術を持つ企業に出資したことが報じられました。アップルは長らくARデバイス開発を噂され、特許情報などからも、それは裏付けられています。今回の投資もARデバイスに関連するのではないか、という推測は可能でしょう。
PC向け新型VRヘッドセット「VIVE Pro 2」発表 両目5K、視野角120度で価格は約10万円
HTCは新たにPC向けVRヘッドセット「VIVE Pro 2」を発表しました。「VIVE Pro 2」は両目5K、視野角は120度とハイエンドのスペックを備えます。価格は103,400円(税込)で、発売は6月3日の予定です。
VIVE Pro 2の解像度は片目2448×2448で両目では5K近い解像度です。競合機のHPのReverb G2の2160×2160を上回る解像度となります。120Hzのリフレッシュレートに対応し、視野角は120度です。
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Quest 2対抗の一体型VRヘッドセット「Pico Neo 3」中国で発売 法人向け2モデルも展開へ
中国のVRヘッドセットメーカーPico Technologyは、一体型VRヘッドセット「Pico Neo 3」を発表しました。また法人向け「Pico Neo 3 Pro」やアイトラッキング機能を搭載した「Pico Neo 3 Pro Eye」の2デバイスも、リリースされる計画があります。
Pico Neo 3シリーズは、クアルコムの5G対応AR/VR専用チップセットSnapdragon XR2を搭載。解像度3,664×1,920の5.5インチディスプレイを使用。リフレッシュレートは最大90Hz、視野角は98度です。メモリは6GB搭載されています。またストレージは128GBと256GBの2モデルが展開されます。
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アップルがガラス大手コーニングへ出資 ARデバイスに関係?
アップルは世界最大級のガラス製品メーカーであるコーニングに4,500万ドル(約49億円)を出資しました。コーニングはiPhoneやiPad、Apple Watch向けに強化ガラスを供給しており、過去にも累計4.5億ドル(約490億円)の資金を受けています。
公式発表上、出資の目的は既存のサプライチェーンの強化となっていますが、ARという観点からは別の側面も考えられます。コーニングはARデバイス向けのガラス基板開発も行っており、ARグラスのWaveOpticsや、要素技術企業との提携も進めてきました。また、すでに「最先端のARデバイスメーカー」に向けてガラス基板の量産を行っているとも説明しています。
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マーク・ザッカーバーグ、次のVRヘッドセットQuest Proの可能性に言及
フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、海外メディアCNETのインタビューで、次世代VRヘッドセットに搭載される可能性のある機能についてコメントしました。
ザッカーバーグ氏は、「Oculus Quest Pro」の詳細は語らなかったものの、「性能自体はよりハイエンドになる」とコメント。搭載するセンサー数の増加に対応するため、演算能力の向上が必要になると発言しています。フェイスブックが今後リリースするVRヘッドセットでは、アイトラッキングやフェイストラッキングが搭載される可能性が示唆されています。
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