DataGridコントロールへの新規データの追加

2010年11月19日(金)
PROJECT KySS

最終回の今回は、DataGridに新規データを追加する処理を作成します。入力ボックスがDataGridの下方に表示され、データを入力して[追加]ボタンをクリックすると、DataGridに新規データが追加されます。

はじめに、第2回の図16の[更新]、[キャンセル]ボタンの横に、[追加]ボタンを追加します。次にデータの追加画面を表示させるために、StackPanelコントロールをレイアウトします(図1)。このStackPanelコントロールにSilverlightユーザーコントロールで定義した入力ボックスが表示されます。

図1:[追加]ボタンとStackPanelコントロールを追加した

入力ボックスをレイアウトするための「Silverlightユーザーコントロール」を追加します。VS2010メニューの「プロジェクト(P)/新しい項目の追加(W)」と選択して、「Silverlightユーザーコントロール」を選択します。「名前(N)」はデフォルトの「SilverlightControl1.xaml」のままにしておきます。[追加(A)]ボタンをクリックします(図2)。

図2:「Silverlightユーザーコントロール」を選択する(クリックで拡大)

SilverlightControl1.xamlの要素のWidthとHeightを適当なサイズに設定します。

次に、「データソース」のudonを展開し、表示される項目の「ID」に「なし」を選択します(図3)。「ID」は自動的に番号が振られますので、入力ボックスは不要となります。

図3:「ID」の入力ボックスは不要なので「なし」を選択する

udonのコントロールがデフォルトでDataGridになっているのを、「詳細」に変更します(図4)。

図4:「詳細」を選択する

設定したudonをSilverlightControl1.xamlのデザインフォーム上にドラッグ&ドロップします(図5)。

図5:「データソース」からudonをデザインフォーム上にドラッグ&ドロップする(クリックで拡大)

デザインフォーム上に項目名とTextBoxの表示された、入力ボックスがレイアウトされます(図6)。

図6:入力ボックスがレイアウトされた

図6を見ると項目名の並びがばらばらになっています。「品名、画像、価格」の並びにするには、SilverlightControl1.xaml内の、リスト1のコードをリスト2のように修正します。

リスト1 編集前のSilverlightControl1.xaml

四国のSOHO。薬師寺国安(VBプログラマ)と、薬師寺聖(デザイナ、エンジニア)によるコラボレーション・ユニット。1997年6月、Dynamic HTMLとDirectAnimationの普及を目的として結成。共同開発やユニット名義での執筆活動を行う。XMLおよび.NETに関する著書や連載多数。最新刊は「Silverlight実践プログラミング」両名とも、Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。http://www.PROJECTKySS.NET/

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