AquaLogic BPMの運用
本連載では、「BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す」と題してAquaLogic BPM Suiteの各製品の機能や使用方法を紹介してきました。最終回の今回はAquaLogic BPM Suiteの運用をテーマに製品の機能とアーキテクチャを説明します。また最後に、運用に関するよくある質問と回答を紹介します。
AquaLogic BPM Enterprise Serverの概要
AquaLogic BPM Studioで作成/テストしたビジネスプロセスは、BPM実行エンジン上にデプロイ(配置)することで実際の業務で利用することができます。このBPM 実行エンジンがAquaLogic BPM Enterprise Serverです。
AquaLogic BPM Enterprise Serverは、いくつかのコンポーネントと定義によって構成されており、ユーザの管理からビジネスプロセスの起動や監視、BAMの表示といった、一連の ビジネスプロセスを実行します。AquaLogic BPM Enterprise Serverの論理アーキテクチャを図1に示します。

図1:AquaLogic BPM Enterprise Serverの論理アーキテクチャ
図1のアーキテクチャに示されているように、AquaLogic BPM Enterprise Serverにはいくつかのコンポーネントが含まれています。それぞれのコンポーネントがどのような機能/特徴を持っているかを示したものが表1です。
| コンポーネント | レイヤ | 機能 |
|---|---|---|
| HiPer WorkSpace |
プレゼンテーション |
|
| AquaLogic BPM Admin Console |
プレゼンテーション |
|
| AquaLogic BPM Engine |
ビジネスプロセス |
|
| AquaLogic BPM Engineデータベース |
データベース |
|
| AquaLogic BPM Directory |
データベース |
|