BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す 5

BEA AquaLogic BPMを運用する

AquaLogic BPMの運用本連載では、「BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す」と題してAquaLogic BPM Suiteの各製品の機能や使用方法を紹介してきました。最終回の今回はAquaLogic BPM Suiteの運用をテーマに製品の機能とアーキテクチャを説明しま

河野 恭之

2007年2月6日 20:00

AquaLogic BPMの運用

本連載では、「BEA AquaLogic BPM Suiteを使い倒す」と題してAquaLogic BPM Suiteの各製品の機能や使用方法を紹介してきました。最終回の今回はAquaLogic BPM Suiteの運用をテーマに製品の機能とアーキテクチャを説明します。また最後に、運用に関するよくある質問と回答を紹介します。

AquaLogic BPM Enterprise Serverの概要

AquaLogic BPM Studioで作成/テストしたビジネスプロセスは、BPM実行エンジン上にデプロイ(配置)することで実際の業務で利用することができます。このBPM 実行エンジンがAquaLogic BPM Enterprise Serverです。

AquaLogic BPM Enterprise Serverは、いくつかのコンポーネントと定義によって構成されており、ユーザの管理からビジネスプロセスの起動や監視、BAMの表示といった、一連の ビジネスプロセスを実行します。AquaLogic BPM Enterprise Serverの論理アーキテクチャを図1に示します。

AquaLogic BPM Enterprise Serverの論理アーキテクチャ
図1:AquaLogic BPM Enterprise Serverの論理アーキテクチャ

図1のアーキテクチャに示されているように、AquaLogic BPM Enterprise Serverにはいくつかのコンポーネントが含まれています。それぞれのコンポーネントがどのような機能/特徴を持っているかを示したものが表1です。



コンポーネント レイヤ 機能
HiPer
WorkSpace
プレゼンテーション
  • プロセスを操作するポータル画面
  • Webサーバ上で動作
AquaLogic BPM
Admin Console
プレゼンテーション
  • BPMエンジン管理ポータル
  • エンジンの定義やプロセスの
    デプロイを行う
  • Webサーバ上で動作
AquaLogic
BPM Engine
ビジネスプロセス
  • ビジネスプロセスの実行エンジン
  • 単一JavaプロセスまたはJ2EE上で動作
AquaLogic BPM
Engineデータベース
データベース
  • ビジネスプロセスの状態管理データベース
  • 外部のデータベースであり、JDBCによりアクセス
AquaLogic
BPM
Directory
データベース
  • ユーザ情報やBPMエンジンの定義を格納するデータベース
  • 外部のデータベースであり、JDBCによりアクセス
表1:アーキテクチャのコンポーネントと機能

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