Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 7

Javaアプリケーションからの接続テスト

Javaアプリケーションからの接続テスト

Text  DBManager.java

※注1 このサンプルではJava5のRowSet を利用しています。JDK1.4以前の場合は、適当にサンプルを作り変えてください。また、簡単なサンプルのため手抜きのソースになっていますが、ちゃん と作る場合はclose処理などはfinallyで確実に行うようにしてください。

サンプルコードを実際に使う場合は、ページを全てコピーしてEclipseなどに貼り付けてお使いください。

このクラスを実行すると、次のような結果がコンソールに表示されます。

実行結果

title=Eclipse男,price=1000
title=Java6 In Action,price=1000
title=世界の中心でEclipseを叫ぶ,price=1000

Webアプリケーションから利用する

既にWEB-INF/libにJDBCドライバを配置しているので、Webアプリケーションで利用する場合は別に準備は必要ありません。JSPから、先ほどのDBManagerを使ってDBにアクセスする例を示します。
 

 

Tomcatを起動し、ブラウザから作成したJSPにアクセスすると、次のように表示されます。
JSPの実行

図6:JSPの実行


このように、Eclipseを利用した場合でも、通常のWebアプリケーションと特に変わることなく、開発を行っていけることがわかります。
 

 

 

DBクライアントについて


データベースには通常、コマンドラインのクライアントツールが付属していますが、GUIでテーブルスキーマや結果セットの表を表示できると便利です。Eclipseでは、以下のようなプラグインが存在します(注2)。

 


GUIクライアント(スキーマの表示、SQLの表示、発行を行うもの)
DBEdit、SQLExplorer、QuantumDB
DBモデリングを行うもの
Clay
O/Rマッパー用のファイル生成に利用するもの(ツールによりいろいろ)
Hibernate Synchronizer

とりあえずGUIクライアントは必須で、他のツールは開発対象によりけりでしょう。ただ、これが一番という使い勝手のものもなく、既存のツールの使い勝手を考えると、必ずしもEclipseプラグインの利用がベターではない気もします。実際、筆者は普段はAccessやCSEなどのツールを利用してます。

※注2 EclipseのDBクライアントプラグインを利用したい場合は、Eclipse PluginsエクリプスWiki DBプラグインなどで探してみるといいでしょう。


まとめ


今回はEclipse上で、データベースを利用したアプリケーションを作成する簡単な例の説明をしました。次回は、Eclipse上でのフレームワークの利用法について紹介します。

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