Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 8

必要なファイルのコピー

必要なファイルのコピー

   JSF RIを実行するのに必要なJARファイルと設定ファイルをプロジェクトにコピーします。ファイルの配置
図3:ファイルの配置

   必要なJARファイルは、JSF RIを展開したディレクトリのlib以下にあります。libディレクトリ以下のJARファイルを作成したプロジェクトのWEB-INF/lib以下にコピーします。

   また、JSF RIはJSTLを利用しているので、その他にJSTLのJARファイルが必要です。JSTLのJARファイルはJSTLの実装であるJakarta TaglibsのWebページ(http://jakarta.apache.org/taglibs/index.html)からダウンロードするか、あるいは面倒であれば、JSF RIのsamples以下にあるサンプル(xxxx.war)にも含まれているので、WARを展開してその中からコピーしてもよいでしょう。

   今回のサンプルではデータベースも利用するので、JDBCドライバも別途コピーします。そして、コピーしたJARファイルをプロジェクトのクラスパスに追加してください。

   JSFの実行に最低限必要な設定ファイルは、web.xmlとfaces-config.xmlです。これらの内容については後述します。

ロジックの作成

   次の処理を行うJavaクラスを作成します。

  • テーブルから一覧を取得する
  • 選択行を更新する

   まず、前回の「データベースの利用」で作成したDBManagerを使いまわして、以下の クラスを作成します。executeQuery()メソッドはSELECT文を渡してCachedRowSetを返します。 acceptChanged()メソッドは、CachedRowSetの更新を実行します。
 

Text  DBManager.java  (クリックするとソースコードが表示されます)


   次にJSPとやり取りをして実際のビジネスロジックを処理するVideoHandlerクラスを作成します。次のようになります。
 

Text  VideoHandler.java  (クリックするとソースコードが表示されます)


   getVideosModel()メソッドで、JSFのテーブルコンポーネントのデータを返します。updateSelectRow()メソッドで選択された行のUPDATE処理を行います。

 

設定ファイル

   次に設定ファイルを記述します。web.xmlは次のようになります。JSFのコントローラとなるFaceServletを*.jsfというURLパターンでサーブレットマッピングしています。

リスト1:web.xml



"-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.3//EN"
"http://java.sun.com/dtd/web-app_2_3.dtd">




Faces Servlet

javax.faces.webapp.FacesServlet

1



Faces Servlet
*.jsf




   faces-config.xmlがJSFの画面遷移やビーン登録もろもろの設定を行うファイルです。内容は以下のようになります。ここでは、先ほど作成したVideoHandlerを登録しているだけです。

リスト2:faces-config.xml



"-//Sun Microsystems, Inc.//DTD JavaServer Faces Config 1.1//EN"
"http://java.sun.com/dtd/web-facesconfig_1_1.dtd">




videoHandler
hoge.VideoHandler
session


 

この記事をシェアしてください

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る