Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 8

JSP

JSP

   JSPは次のようになります。ここでは、11行目から始まるタグで、JSFのテーブルコンポーネントを利用しています。


リスト:video.jsp











value="#{videoHandler.videosModel}"
var="item"
border="1">





value="#{item.title}" />













action="#{videoHandler.updateSelectRow}">












 

実行

   これでアプリケーションの作成は完了です。Tomcatとデータベースを起動し、 ブラウザでhttp://localhost:8080/myjsf/video.jsf(*.jsfにサーブレットマッピングしているので.jsf)に アクセスします。前述の図2の画面が表示され、更新のリンクをクリックすると、その行が更新されることがわかります。実際にデータベースの中身も更新され ます。

   このように、JSFを利用すると比較的少ない記述で目的のアプリケーションが作成できるのがわかると思います。なお、ここで作成したWebアプリ ケーションは以下からダウンロードできます。このサンプルではDBの設定を行わなくても実行できるように、Webアプリケーション起動時にHSQLDBが スタンドアロンモードで起動するようにしています。

 

今回のサンプル(EclipseのTomcatプロジェクト形式)
Text  myjsf.zip
  (ZIPファイル/2.15MB)

 

JSFの開発ツールについて

   ここでは、特にJSF専用ツールは利用せずに、JSFアプリケーションを作成する例を紹介しました。ただし、JSFの特徴としては開発ツールの利用が想定されており、JSF専用ツールを利用することで、開発コストが相当量減少すると言われています。

   JSFをサポートしたツールとしては、IBMのWebSphere StudioやSunのJava Studio Creatorなど、またEclipseプラグインとしてはExadelのJSF Studioなどがあります。これらのツールは便利ですが、ツールの中には、ベンダー依存のAPIやタグが強制的に組み込まれてしまうものもありますので 注意してください(依存自体に問題はありませんが、ポータビリティはなくなります)。

まとめ

   今回は、Webアプリケーションの開発を効率化するためのフレームワークを説明し ました。フレームワークには今後、開発の中心となる(かもしれない)JSFを取り上げ、Eclipse上でJSFアプリケーションを開発する手順を紹介し ました。次回はデータベース側のツールとして、O/Rマッパーを取り上げて説明します。

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