Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供 2

サーブレットを作成する

サーブレットを作成する

いよいよ先ほど作成したプロジェクトにサーブレットを作成しますが、サーブレットの作成の場合もウィザードが用意されているのでそちらを利用します。J2EEパースペクティブ上で「Sample」プロジェクトを右クリックし、「新規→サーブレット」を選択します。

すると「サーブレットの作成」ウィザードが表示されるので、「Javaパッケージ」を「hellosample」(図5の1)、「クラス名」を「HelloWorldServlet」(図5の2)とし、「終了」ボタンをクリックします(図5の3)。

サーブレットの作成
図5:サーブレットの作成

すると「Sample → JavaSource → hellosample」のツリーの下にHelloWorldServlet.javaファイルが生成されているので、次のように編集してください。

※注: Eclipseのデフォルト設定のままでは、serialVersionUIDに関する警告が表示されますが、本連載では特に関係がないので無視しても問題ありません。気になる方は、「設定」から警告を表示しないように設定してください。

HelloWorldServlet.java

package hellosample;
import java.io.IOException;
import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;

   public class HelloWorldServlet extends javax.servlet.http.HttpServlet implements javax.servlet.Servlet {
      protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws ServletException, IOException {
      response.setContentType("text/html");
      response.getWriter().println("HelloWorld");
   }
}

 

web.xmlを編集しなくてもよい

通常サーブレットを動作させることを考える場合、サーブレットのみを作成しただけでは動作させることは不可能であり、“web.xml”を記述する必要があります。しかしウィザードを通して作成した結果、Eclipse WTP側で自動的に“web.xml”の編集も行われたので“web.xml”の編集をしなくてもすみます。

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