ログファイルを使用してパーサのテストを行う
ログファイルを使用してパーサのテストを行う
最後に今まで作成したログ・パーサが正しく動作するかをテストします。テストするためには第5回でも使用したランタイム・ワークベンチを起動します。「Run→Run」で「Eclipse Application」を起動させます。
起動させたランタイム・ワークベンチ上で「File→Import→Log File→Next>」をクリックして、ログファイルのインポート画面を表示させます。表示したら「Add」をクリックして、「Selected log files」欄で「JMS Message Log Parser」を選択します(この名称はplugin.xmlで定義した名前です)。
次に「Details」タブを選択してインポート対象のログファイルとバージョンを指定して「OK」をクリックします。ログファイルのインポート画面に先程選択したログファイルが追加されていることを確認したら「Finish」をクリックします。共通基本イベントに変換されたログが図3のように表示 されるはずです。
まとめ
ログファイルのパーサの作成方法について理解できたでしょうか。この他にもログ相関用プラグインを作成すればタイムスタンプやメッセージIDで1メッセージづつ手作業で関連付けるような作業が軽減され、効率よくログ分析を行うことができます。
最後に
今回の連載では取り上げませんでしたが、2005年10月にEclipseTPTP用の言語パッケージがリリースされました。プロファイリングやアダプタファイル編集などすべての範囲で日本語化されていますので、さらにEclipse TPTPの利用が広がると思います。
本連載ではEclipse TPTPの代表的な機能について見てきましたが、テストとパフォーマンス測定の効率化に関して少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
