ログイン画面を実装してみる
サンプルの動作確認ができたところで、実際の開発手順を追ってExadel Studioを用いたStruts/JSFアプリケーションの開発方法を解説します。
ここでは簡単なログインフォームを、Struts、JSFそれぞれを使って実装してみます。アプリケーションの画面遷移は図1のとおりです。
StrutsとJSF
Strutsについては読者の皆さんもすでによくご存知のことと思います。JSFはStrutsに似た部分もありますが、コンポーネントベースの、より洗練されたプログラミングモデルを提供します。
StrutsやJSFの詳細な解説は本稿の範囲を超えますが、参考までにStrutsとJSFの構成要素の対応を表1に示します。
| Struts | JSF | |
|---|---|---|
| 画面遷移 | struts-config.xml | faces-config.xml |
| ビュー | JSP+カスタムタグ | JSP+カスタムタグ |
| 画面入力値の格納 | アクションフォーム | マネージド・ビーン |
| ロジック | アクション | |
| バリデーション | validation.xml | JSPにカスタムタグで記述 |
| レイアウト | tiles-defs.xml | 標準ではなし |
Strutsではstruts-config.xml、JSFではfacesconfig.xmlで画面遷移などの設定を行います。また、Strutsの場合は入力値を格納するアクションフォームと、処理を行うアクションを実装する必要がありますが、JSFではこれらをマネージド・ビーンとして実装します。
StrutsとJSFの各要素に対してExadelStudioがどのような機能を提供しているかを図2に示します。

