Exadel StudioによるStruts/JSF開発 2

プロジェクトの作成

プロジェクトの作成

まずはプロジェクトを作成します。「ファイル→新規→プロジェクト」からプロジェクトを作成します。

「Exadel Studio→Struts→Struts Project」でStruts用のプロジェクト、「JSF→JSF Project」でJSF用のプロジェクトを作成可能です。プロジェクトの作成ウィザードでは、それぞれプロジェクト名や使用するStrutsやJSFの バージョン、アプリケーションサーバーなどを選択します。

本稿ではStruts 1.2、JSF 1.1.01、Servlet Version 2.4、アプリケーションサーバーについてはExadel Studioが内蔵しているTomcat 5.0を使用します。また、新しくアプリケーションを作成するので、テンプレートには「Blank」を選択します。

なお、Strutsプロジェクトでは日本語を扱うための準備が必要です。ここではTomcatのサンプルに付属しているサーブレットフィルタを利用することにします。

Exadel Studioをインストールしたディレクトリー配下のtomcatディレクトリーにTomcatがインストールされているので、webapps/servlets-examples/WEB-INF/classes/filtersディレクトリーにある SetCharacterEncodingFilter.javaを作成したStrutsプロジェクトにコピーします(図3)。

フィルターをプロジェクトにコピーしたところ
図3:フィルターをプロジェクトにコピーしたところ

次に、このフィルターをweb.xmlに登録します。

Exadel Studioはweb.xml編集用のエディターも備えており、ツリー形式でweb.xmlの編集を行うことができます。Web Projectsビューで「Configuration→web.xml」をダブルクリックして開き、フィルターとフィルターマッピングを表2のように追加します。

項目 プロパティー
filter   filter-name EncodeFilter
filter-class filters. SetCharacterEncodingFilter
init-param param-name encoding
param-value Windows-31J
filter-mapping filter-name EncodeFilter
url-pattern /*
表2:web.xmlに追加するフィルターの情報

追加後の状態は図4のようになります。

web.xmlにフィルターとフィルターマッピングを追加
図4:web.xmlにフィルターとフィルターマッピングを追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

なお、JSFプロジェクトについては特に設定を行わなくても、そのまま日本語を使用することができます。

 

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