Exadel StudioによるStruts/JSF開発 5

バリデータの設定

バリデータの設定:Strutsの場合Strutsの場合、入力チェック用にバリデータフレームワークが用意されており、これを利用することでバリデーション機能を実現できます。まずは、エラーメッセージの表示に使用するプロパティーファイルを作成します。Web Projectsビューで「Resource Bu

竹添 直樹

2006年3月9日 20:00

バリデータの設定:Strutsの場合

Strutsの場合、入力チェック用にバリデータフレームワークが用意されており、これを利用することでバリデーション機能を実現できます。まずは、エラーメッセージの表示に使用するプロパティーファイルを作成します。Web Projectsビューで「Resource Bundle」を選択し、右クリックから「New→Properties File」を選択します。プロパティーファイルの作成ウィザードが起動するので、Nameにapplicationと入力して「Finish」をクリック します(図1)。

プロパティーファイルの作成ウィザード能
図1:プロパティーファイルの作成ウィザード
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

今回は必要最低限ということで表1のプロパティーを追加してみます。

Name Value
errors.required {0}は必須入力です。
field.id ID
field.password パスワード

表1:バリデーションに使用するメッセージリソース

Exadel Studioのプロパティーファイルエディターで直接日本語を入力しても文字化けしてしまうのですが、次の手順で追加すると適切にエスケープしてくれます。

 

  1. Web Projectsビューでプロパティーファイルを選択し、右クリックから「Add→Property」を選択する(図2)
  2. プロパティーの登録ダイアログが開くのでNameとValueを入力する
表2:エスケープの手順

プロパティーの追加
図2:プロパティーの追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

次に、作成したプロパティーファイルをstrutsconfig.xmlに登録します。

struts-config.xmlエディターの「Tree」タブでresourcesを選択し、右クリックから「Define Message Resources」を選択します。メッセージリソースの追加ダイアログが開くので、Parameterに「application」と入力して「Finish」をクリックします。続いてstruts-config.xmlにバリデータプラグインを追加します。

同じくstruts-config.xmlエディターの「Tree」タブで「plug-ins」を選択し、右クリックから「Create Special Plug-in→Validator」を選択します(図3)。

バリデータプラグインを追加
図3:バリデータプラグインを追加

以上でバリデータを使う準備が整いました。Web Projectsビューから「Validation→validation.xml」をダブルクリックすると、図4のようなエディターが起動します。

バリデータの設定ファイル用エディター
図4:バリデータの設定ファイル用エディター
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

今回はIDとパスワードの入力欄の必須チェックを行うので、表3のバリデーション情報を入力します。

項目 プロパティー
form   name loginForm
field   dependes required
property id
arg key field.id
field   depends required
property password
arg key field.password
表3:バリデーションの設定

このようにバリデータの利用手順は若干煩雑な部分はありますが、Exadel Studioでは強力な支援機能が提供されています。また、本稿では取り上げませんでしたが、Tilesについてもバリデータと同様の機能が提供されています。

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