バリデータの設定:JSFの場合
バリデータの設定:JSFの場合
JSFでは、入力項目の必須チェックに関してはJSPにrequired="true"と記述するだけで自動的にチェックが行われます。それ以外の入力チェックを行いたい場合、バリデーション用のカスタムタグを使用するか、バリデータを自作する必要があります。
JSFではバリデーション用のカスタムタグとして表4のタグがあらかじめ用意されています。
| カスタムタグ | 用途 |
|---|---|
| f:validateDoubleRange | 浮動小数点値の範囲チェック |
| f:validateLongRange | 整数値の範囲チェック |
| f:validateLength | 文字列の長さチェック |
利用例をリスト6に示します。
リスト6:JSFのバリデーションタグの利用例
Webアプリケーションのデバッグ
最後に、Webアプリケーションのデバッグ方法についても触れておきましょう。Exadel StudioではJava、JSPにブレークポイントを設置してデバッグを行うことが可能です。デバッグを行う場合はサーバーの起動時に「Debug」で 起動します(図5)。
後は通常のJavaアプリケーションのデバッグ時と同様に、デバッグパースペクティブを用いてデバッグを行うことができます(図6)。
まとめ
本稿で解説したとおり、Exadel StudioはWebアプリケーション開発を総合的にサポートします。
特にStrutsに関しては無償版(Exadel Studio)でも画面遷移のビジュアル編集やバリデータ、Tilesのサポートなど充実した機能が提供されていますし、テスト環境を含めてこれ1つインストールするだけでWebアプリケーション開発に必要な機能がすべて揃うところも魅力です。
なお、有償版(Exadel Studio Pro)は本稿で紹介した機能に加えてJSF用の画面遷移のビジュアルエディターやJSPのWYSIWYG編集、Hibernateのサポートなど、さらに強力な機能を備えています(表5)。
| Exadel Studio 3.0 | Exadel Studio Pro 3.0 | |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | $99 |
| JSF、Struts、Spring、Hibernateの開発サポート | ○ | ○ |
| JSFおよびStrutsのWYSIWYGおよびビジュアルエディター (WindowsおよびLinux) | × | ○ |
| 包括的なHibernateマッピングツールセットの提供 | × | ○ |
| XMLおよびJSPファイルのコーディング支援および折り畳み | ○ | ○ |
| 編集モードの完全な瞬時同期 | ○ | ○ |
| 柔軟でカスタマイズ可能なプロジェクトテンプレート管理 | ○ | ○ |
詳細については、以下のURLで参照できます。
15日間の期間限定ですがトライアル版をダウンロード可能なので、興味のある方はぜひお試しください。
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