最新Eclipse 3.1によるEclipse再入門 5

ホバー表示のJavadocを日本語化したい

ホバー表示のJavadocを日本語化したい

エディターでクラスの上にマウスカーソルを持っていくと、英語でJavadocが表示されます(図8)。


英語のJavadocをホバー表示
図8:英語のJavadocをホバー表示

英語で表示される原因は、EclipseがJDK付属のJavaソースからJavaDocコメントを取得して表示しているためです。ホバー表示されるJavadocを日本語化するためには、Javaソースと日本語APIをマージするMergeDocというツールが必要になります。

事前準備

まず、MergeDocを入手します。http://sourceforge.jp/projects/mergedocから「mergedoc.zip」をダウンロードします(ここでは、バージョン2.1.1をダウンロードします)。

続いて、日本語化されたJavadocを入手します。http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/download.htmlから「jdk-1_5_0-doc-ja.zip」を入手します。

日本語化したソースアーカイブの作成

mergedoc.zipを適当なディレクトリに展開します。jarファイルにJRE/JDK 5.0以上のjavawを関連付けている場合は、mergedoc.jarをダブルクリックすることで起動します。

jarファイルに関連付けを行っていない場合は、コマンドプロンプトを立ち上げて図9のように入力してください。

jarファイルとjavawの関連付け

C:\>"C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_05\jre\bin\javaw.exe" -server -jar "%1" %*

これで、mergedoc.jarをダブルクリックするとMergedocが起動します(図9)。


MergeDoc起動画面
図9:MergeDoc起動画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

起動した画面で必要な項目を入力します。設定が必要な項目の説明は表1の通りです。設定が終わったら「実行」をクリックします。


設定項目 説明 備考
API ドキュメントディレクトリ 日本語APIドキュメントの場所 package-listファイルがあるディレクトリを選択
入力ソースアーカイブファイル マージ元の入力ソース名 Javaソースコードのアーカイブファイル
出力ソースアーカイブファイル マージ後の出力ソース名 Javadoc部分が日本語化されるアーカイブファイル
表1:設定入力項目の説明

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