JBoss jBPMを試そう! 4

jBPMプロジェクトの作成

jBPMプロジェクトの作成

では、実際にプロセスからJavaクラスを呼び出してみましょう。

その前に「第3回:15分でプロセスアプリケーションの開発」までの復習も兼ねて、今回は新しいプロセスを定義するところからはじめてみたいと思います。

まず、前回インストールしたjBPMグラフィカルプロセスデザイナで新しいプロジェクトを作成します。jBPMグラフィカルプロセスデザイナの「File→New→Project→JBoss jBPM→Process Project→Next」を選択し、開いたNew Process Project画面で適当なプロジェクト名を設定してください。

今回はプロジェクト名を「jBPMTestPrj」とします。また「Choose the Core jBPM Location for this project」は「3.2.2」を、「Generate simple process definition...」はチェックをせずに「Finish」を押します。

次に「File→New→Other→JBoss jBPM→Process Definition→Next」を選択し、New Process Definition画面のSource folderに「jBPMTestPrj/src/main/jpdl」を、Process nameに適当なプロセス名を定義して「Finish」ボタンを押してください。今回はプロセス名を「SimpleProcess」とします。これでプロセスを定義する準備が整いました。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

プロセス定義とjavaクラス

次にプロセスの定義をします。プロセス定義メニューにあるアイコンを選択し、プロセス定義フィールドに配置してください。これで新しいプロセスの定義が行えます。

今回はプロセス定義名のとおり、開始ノード、ステートノード、および終了ノードのみで構成される、シンプルなプロセスを定義します。各ノードに名前を付け、それぞれのノードをプロセス定義フィールドに配置し、Transitionで遷移させます。これでプロセス定義は完成です。

続いてJavaクラスを定義します。Javaクラスは先ほど紹介したTestHandlerクラスを使うことにしましょう。

jBPMグラフィカルデザイナで「File→New→Class」を選択します。New Java Class画面が表示されますので、Source folderに「jBPMTestPrj/src/main/java」を、Packageに「test」を、Nameに「TestHandler」をそ れぞれ設定し、「Finish」ボタンを押します。

これでTestHandlerクラスが作成されますので、org.jbpm.graph.def.ActionHandlerインターフェースをimplementsし、execute()メソッド実装します。execute()メソッドでは、TestHandlerクラスが呼ばれたこ とが分るようにメッセージの出力を設定します。

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