「Lacrasio」の特徴とは
「Lacrasio」の特徴とは
それではLacrasioが持つ特徴についてみていこう。
短期間に柔軟なカスタマイズ
「Lacrasio SaaS」と「Lacrasio +DB」のWebワークフローと人事情報データベースは、企業ごとに異なる人事規程や企業文化に合わせて、柔軟にカスタマイズ可能だ。例えばWebワーク フローでは、以下のような項目についてカスタマイズできる。
- 入力ナビゲーション
- 表示項目
- 入力項目
- 入力タイプ(プルダウン、テキスト、ラジオボタンなど)
- 入力規制
- エラーチェック
- 承認経路
- メール通知有無
- ヘルプ画面
- 人事情報データベースとの連携
さらに人事情報データベースでは次のような項目のカスタマイズを行える。
- 管理項目
- 項目名称
- 名称マスター
- 項目間の関連付け
- 表示ルール
- 出力ルール
「Lacrasio +BPO」で提供される給与計算システムでは、給与計算式や会計連携、各種労務レポートなどのカスタマイズが可能だ。
これらのカスタマイズおよびデータ移行など、一連の作業にかかる期間は3ヶ月で、自社構築と比較した場合には3分の1から4分の1と短期間で終了す る。この短期間でのカスタマイズを可能としているのが、ワークフローの基本機能であるプラットフォームと企業ごとにカスタマイズされた機能であるカセット とを完全に切り分けたアーキテクチャである(図2)。
定型的な人事帳票にとどまらず、人事評価票や従業員サーベイ、年末調整帳票など、企業内を流れるあらゆる書類をWebワークフロー化することができる。
ストレスなく入力できるナビゲーション機能
Webワークフローは、トレーニングを受けていない従業員であっても、ストレスなく最後まで入力できるナビゲーション機能を提供している(図3)。
銀行検索や郵便番号検索も従業員の入力作業を補助するはずだ。また利用方法に関する質問に答えるコールセンターもあわせて提供しており、万全の従業員サポートを実現している。
申請・承認といった各書類のステータスは、タイムスタンプとともに記録される。従業員自身が提出した書類のステータスを確認できるだけでなく、「改ざん不能な承認記録」として内部統制上重要な記録として保存される。
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この記事の筆者
“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。
2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。クラウドネイティブ技術に特化したビジネスセミナー「CloudNative Days」や、Think ITと読者、著者の3者をつなぐコミュニティづくりのための勉強会「Think IT+α勉強会」、Web連載記事の書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。
また、エンジニアの独立・起業、移住など多様化する「働き方」「学び方」「生き方」や「ITで社会課題を解決する」等をテーマに、世の中のさまざまな取り組みにも注目し、解説記事や取材記事も積極的に公開しています。
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