コンソーシアムの知を結集し、成長し続ける次世代ERP - GRANDIT
時代が生んだ次世代ERP・GRANDIT
「真のユーザ視点で作られた国産のERPパッケージは、市場に存在しない」それが私た ちの出した結論でした。GRANDITの開発構想が生まれたのは2001年。時代は外資系のERPベンダー製品が大企業を中心に日本市場を席巻し、これか らは中堅企業にも乗り出すといわれはじめた時期です。また技術面ではインターネット技術が目覚しいスピードで発達し、ブロードバンド時代の到来を予感する 時代でした。
真のユーザ視点で作られたERPパッケージ
使わない機能ばかりが増え、結果高額になっているERPは必要か、多すぎるパラメータ設定に悩まされていないか、統合分社化が頻繁に行われる昨今、 あらゆる企業規模、業種業態にフィットするERPこそが真のユーザ視点である、という構想の下「お客様の立場に立った最高の国産ERPを開発したい」とい う同じ志を持つユーザ系のSlerを中核にGRANDITコンソーシアムが結成されました。
現在コンソーシアム企業には、ITエンジニアリング、インフォコム、ウチダユニコム、NECネクサソリューションズ、オージス総研、オリンパスシステムズ、双日システムズ、DACS、日商エレクトロニクス、ミロク情報サービスの10社が加盟しています。
また事業全般の協力企業として、マイクロソフト社、インテル社、システムインテグレータ社の3社が参加しています。そしてGRANDITの製品企画、開発保守などを行う運営母体として、インフォベックが設立されました。
コンソーシアムの最大のメリットは、複数社のノウハウを活かした製品開発ができる点です。参加メンバーがターゲットとする業種は様々で、各社がまっ たく異なるノウハウを持っています。各社の技術、ノウハウを結集した形で最適仕様を決め、常に顧客視点を持った開発多くのユーザにとって使いやすい、偏り のないERPパッケージの構築が実現できました。
次世代ERP・GRANDITの特徴
2004年5月に発売を開始したGRANDITは、発売から約1年ですでに100社を超える企業で採用され、400サイトの販売実績があります。GRANDITは他のERPと比較した際、3つの大きな特徴があります。
- 最新技術を結集した完全Web型ERP
- コンソーシアム方式によるノウハウ集約型
- 幅広い機能網羅性
表1:GRANDITの3つの特徴
最新技術を採用した完全Web型ERP
ブロードバンドやモバイルの普及により、企業を取り巻く環境はインターネットを基盤として爆発的に進化を遂げています。企業の基幹システムも同様 に、ブロードバンド時代にあわせた進化が求められています。しかし、このようなネットワーク環境はERPという言葉が騒がれた10年前にはなかったもので す。
GRANDITでは業界に先駆けてマイクロソフトの最新テクノロジーを採用し、完全Webで稼動するERPを開発しました。
マイクロソフトの最新技術を採用
テクノロジーの進歩は早く、基幹システムのプラットフォームも次々と移り変わっていきます。現在はWebプラットフォームの時代ですが、基幹システムを提供する他の製品の多くは、旧来のテクノロジーを未だに採用しているのが現実です。
基幹システムは一度導入すれば、10年以上使い続ける企業活動の中核を担う情報システムであり、導入時に最新のテクノロジーを採用することがERP導入のポイントとなります。
GRANDITは.NETとSQLServerというテクノロジーを採用することで、Webプラットフォーム上で稼動するERPを実現しています。 マイクロソフトのテクノロジーに集約し、新たなテクノロジーにも随時対応することにより、今後長期間にわたる安定した技術供給と最新アーキテクチャへの追 従が可能となります。
完全Webのメリット
従来のクライアント・サーバ型ERPやターミナルサービスを利用するためのクライアントプログラム、リッチクライアントを採用している製品の場合 は、使用ユーザの数だけクライアントに製品をインストールする必要があり、ユーザ数が数百、数千と増えれば増えるほど、メンテナンスコストがかかっていた 状態でした。
GRANDITの特徴である「完全Web」とは、それらに依存しない完全なサーバサイドアプリケーションを指しています。つまりGRANDITを採 用した企業はWebサーバとDBサーバにGRANDITをインストールすれば、個々のクライアントPCにインストールは不要で、どのPCにも標準で搭載さ れているInternet Explorerを使ってGRANDITにアクセスすることが可能です。
完全Webのメリットを一言でいえば、自社のみならずグループ企業や取引先までを含めたバリューチェーンの構築にあります。
旧来のアーキテクチャの製品では、情報の共有や活用はあくまで自社内に留まっていました。しかし完全Webを実現するGRANDITの場合、クライ アントインストールが一切不要になるため、自社のグループ企業でASP的な共同利用や標準装備されたEC、EDI機能による取引先とのシームレスな連携を 容易に実現できます。
図1:Webプラットフォーム上で稼動し、幅広い機能を統合
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)