「Social Tool Mart」の利用シーン
「Social Tool Mart」の利用シーン
「Social Tool Mart」の将来的な利用シーンとしては、以下のようなものが考えられる。
マーケティング分野での活用
企業が「Social Tool Mart」を、消費者をターゲットとしたマーケティング分野に活用した場合、以下のようなメリットが考えられる(表4)。
- コーポレートサイトやECサイトを開設している企業であれば、企業と消費者、あるいは消費者同士のコミュニケーションを活性化することで、企業価値の向上やクチコミ効果によるサイトアクセス率アップや購買喚起が期待できる
- ECサイトを開設している企業であれば、クチコミ効果を利用したサイトへの集客率向上や、商品の購買喚起が期待できる
- SNSではユーザ属性などの情報を把握することができ、今後の自社マーケティングへの活用やインターネット広告など、新しいビジネスへの展開も可能となる(図5)
企業内や企業間での活用
また企業内・企業間で活用した場合、以下のようなメリットが考えられる(表5)。
- SNSの日記やコミュニティ、フレンドリンク機能により、社員間・パートナー企業間の迅速な情報発信/共有と、部門を越えた人的ネットワークの形成を実現する。
- 今後追加予定の各種「Social Tool」では、SNSのコミュニティ単位に作業管理やコンテンツ管理などを実現でき、企業内の短期間/横断的な組織編制にも柔軟に対応できる。
まとめ
企業を取り巻く環境の急激な変化に対応するためには、企業内外の「人的ネットワークの形成」や「コミュニケーションの活性化」は必要不可欠だ。 「Social Tool Mart」は、SNSをベースとして企業のニーズに応えるとともに、人的ネットワークやコミュニケーションから新たな付加価値を生み出すWebツールを目 指している。
記事協力:日本電気
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この記事の筆者
“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。
2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。クラウドネイティブ技術に特化したビジネスセミナー「CloudNative Days」や、Think ITと読者、著者の3者をつなぐコミュニティづくりのための勉強会「Think IT+α勉強会」、Web連載記事の書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。
また、エンジニアの独立・起業、移住など多様化する「働き方」「学び方」「生き方」や「ITで社会課題を解決する」等をテーマに、世の中のさまざまな取り組みにも注目し、解説記事や取材記事も積極的に公開しています。
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