WebSAM
本連載では、各社から提供されているサーバ運用管理ソリューションを紹介している。第5回は、NECの「WebSAM」だ。
企業全体のシステム状況を総合的に改善していくWebSAM
統合運用管理ソフトウェア「WebSAM」は、企業のITシステム運用を抜本的に見直すきっかけとなる製品だ。
より価値のあるサービスを提供するために、部門ごと・用途ごとで多様なシステムを構築し、密接に連携しながらビジネス全体を構成している企業では、管理負荷の増大や障害復旧遅延など、サービス品質の低下が生じるのは免れない。
これらの課題を解消するために、システムごとに部門が個別に管理してきた従来のシステム運用ではなく、企業全体に拡大し、ITシステム全体を横断的に把握し改善していく「全体統制型システム運用管理」を提案しているのがWebSAMである。
WebSAMは運用のライフサイクルに合わせ、シンプルにわかりやすくシステム状況を「可視化」して障害を通知すると共に、どう対処すればよいか的 確な「判断」を下せるよう支援し、より最適なシステム運用へと「改善」していく。もちろん一連の運用サイクルをすべて自動化することも可能だ。
従来の個別統制から企業のITシステム全体統制へ拡張することで、企業ビジネス全体のシステム状況を総合的に改善していくことができるのである(図1)。WebSAMの機能は以下の通り。
| 社名 | 日本電気株式会社 | |
| 製品名 | WebSAM(ウェブサム) | |
| 製品名略称 | WebSAM | |
| 製品URL | http://www.nec.co.jp/WebSAM/ | |
| 管理範囲 | アプリケーション管理 | ○ |
| ネットワーク管理 | ○ | |
| ストレージ管理 | ○ | |
| ジョブ管理 | ○ | |
| 資産管理 | ○ | |
| セキュリティ管理 | ○ | |
| サービス管理 | ○ | |
| サーバ管理 | ○ | |
| その他 | ||
| ハードウェア要件 (メモリ、HD、CPUなど) |
中小規模向けシステム管理製品「WebSAMオフィス」 必要メモリ容量:32MB以上 必要ディスク容量:100MB以上 |
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| 対応OS | Red Hat Enterprise Linux 5 | ○ |
| Red Hat Enterprise Linux 4 | ○ | |
| SUSE Linux | × | |
| MIRACLE LINUX | ○ | |
| Turbolinux | ○ | |
| UNIX系 | ○ | |
| Windows | ○ | |
| その他 | ||
| 価格 | 中小規模向けシステム管理製品 「WebSAMオフィス」10万円〜 |
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