Wind River、AIおよびクリティカルワークロード向けLinuxディストリビューション「eLxr Pro」を発表

2024年9月23日(月)
 Wind Riverは9月17日(現地時間)、Debian GNU/Linuxベースの新しいLinuxディストリビューション「eLxr Pro」を発表した。

 「eLxr Pro」は、Debian GNU/LinuxがベースとなったLinuxディストリビューション。AIとクリティカルワークロード向けのLinuxディストリビューションとなっており、エンタープライズからエッジまでのワークロードに合わせて拡張できる、堅牢で柔軟なプラットフォームとなることを目指す商用Linuxディストリビューション。

 リアルタイムのpreempt-rt カーネル構成も搭載されており、低遅延の応答を優先し、タスクが正確な時間制限内で実行されるように設計されている。エンタープライズ版には、OS自体のサポートと、 Kubernetesなどのクラウド ネイティブプログラムのサポートが付属している。

 「eLxr Pro」には、「eLxr Server Pro」と「eLxr Edge Pro」の、2つパッケージが用意されている。「eLxr Server Pro」は、パブリッククラウド、地域データセンター、ニアエッジ、分散クラウド、インテリジェントエッジ実装を展開するユーザ向けのパッケージであり、x86 およびArmアーキテクチャで動作する。AWS Marketplaceを介してAmazon Web Services (AWS)クラウドでも利用できる。「eLxr Edge Pro」は、組み込みデバイス、インテリジェント エッジ、オンプレミスエッジ、インテリジェントゲートウェイ、インテリジェント センサー実装を導入するユーザ向け。このエディションは、ArmおよびRISC-Vアーキテクチャで実行される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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