野村総合研究所(以下、NRI)は12月10日、ソフトウェア提供元のMongoDB,Inc.と連携し、オープンソースのNOSQLデータベース「MongoDB(モンゴデービー)」のサポートサービスを開始した。MongoDBのサポートサービスを提供するのは、大手システムインテグレータではNRIが初めて。
MongoDBはNOSQLの中でも、機能が豊富なデータフォーマットであるJSONを柔軟に扱えることや、データ容量の拡張が容易である、といった理由から人気が高く、米国ではNOSQLのリーダ的存在となっている。日本でもWebサイト、ソーシャルゲーム、大容量データ解析といった領域を中心に、既にMongoDBの導入や利用が進んでいるが、導入時やトラブル等の発生時におけるサポートに関する不安が、MongoDBを採用する上で障壁となっていた。
NRIでは、このような問題を速やかに解決し、利用者が安心して使えるようにするため、MongoDBのサポートサービスを提供するもの。
「MongoDB」サポートサービスの特長は、以下の通り。
・提供元のMongoDB,Inc.と連携したサポート
2006年以降、NRIは、オープンソースソフトウェアのサポートサービス(「OpenStandia(オープンスタンディア)」)を広範な顧客層に提供している。「OpenStandia」サービス全体では、累計で1,000プロジェクト以上へのサポート実績がある。このサービスを行う専門チームと、MongoDB.Incとが連携することによって、充実したMongoDBのサポートサービスを提供する。
・大手システムインテグレータとして、包括的なサポートサービスを提供
大手システムインテグレータとして、MongoDBそのものの問題解決だけではなく、MongoDBと接続するWebサーバやアプリケーションサーバとの連携など、トータルなサポートサービスの提供が可能。
・日本語で、24時間365日サポートサービスを提供
NRIでは、一部のオープンソースソフトウェアについて、日本語で24時間365日サポートサービスを行っている。Apache、Tomcatなどの主要なオープンソースと同様に、MongoDBもその対象となる。